「SAGAアリーナ」(佐賀市日の出2)周辺で現在、駐車場シェアリングサービスなどの民間事業者による一時利用駐車場の設置が進んでいる。
駐車場シェアリングサービス「akippa」通じて利用可能なSAGAアリーナ周辺の駐車場マップ
SAGAアリーナは、2024年に佐賀県内で開催される「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」をきっかけに、スポーツ大会やイベント、コンサートや展示会などに対応できるよう建設された多目的アリーナで、最大8400席を備える。5月13日にグランドオープンし、6月17日・18日には同アリーナ初の音楽ライブとしてB’zが公演。7月1日・2日にはNiziUがライブを開き、7月29日・30日には松任谷由実さんの公演を予定している。
SAGAアリーナが所在する「SAGAサンライズパーク」には合計1500台分の駐車場が整備されているが、SAGAアリーナでの大型イベント開催時には周辺混雑を回避するため、参加者向け駐車場としては提供せず、駅からの徒歩や公共交通機関の利用、指定駐車場を活用する「パークアンドウオーク」「パークアンドライド」の利用を呼びかけている。
一方、駐車場シェアリングサービスを展開する「akippa(あきっぱ)」(大阪市浪速区)は、遠方からの来訪者をターゲットに駐車場を事前予約で確保してもらえるよう、5月以降、パートナー企業通じて、アリーナ周辺の施設などへの営業を強化。同社によると、「akippa」が提供する佐賀市内の駐車場は以前より20カ所増え、SAGAアリーナ周辺半径1キロ以内に現在、約30カ所の駐車場を用意している。同社広報は「大型イベント開催時の駐車場シェアリングのニーズは全国的にも高いので、佐賀でも設置を広げていきたい」と話す。
SAGAアリーナから徒歩3分の場所に昨年11月に設置されたコインパーキングでは、6月から指定日の昼間時間の料金が最大2,000円となる「特定日料金」の設定を始めた。大型イベント開催日には連日、県外ナンバーで午前中から満車になった。