今川焼き店「鉄道模型とカレー焼き」(小城市小城町畑田、TEL 090-2966-8544)が小城市畑田交差点にオープンして11月で1周年を迎えた。
林秀宣さんと妻の眞由美さんが営む。特別支援学校などで体育の教師を務めた秀宣さんは昨年3月に定年退職。秀宣さんが40年以上趣味として楽しむ鉄道模型と、眞由美さんが好きな料理や菓子作りを生かした店を昨年11月に開いた。「カレー焼き」などの今川焼きをテイクアウト販売する店舗は自宅の車庫だったスペースを改装。「個人の趣味にとどめておくにはもったいない」と用意した鉄道模型のジオラマは、賃貸として貸していた2階の部屋を改装し制作した。
ラインアップは、「カレー焼き」「黒あん」「白あん」「カスタードクリーム」(以上150円)、「アンバター」など。中のあんのほとんどは眞由美さんが手作りし、楕円(だえん)形に仕上げて販売。「手作りモナカ」(300円)も用意する。鉄道模型の見学は無料、運転体験は15分300円、車両持ち込み=走行1時間500円。
眞由美さんは「鉄道模型を通じて、同じ趣味を持つお客さん同士のコミュニティーが出来上がり、遠くから毎週のように来店いただいている方、運転士や駅長など鉄道に現役で関わる方の来店もある。『交流が広がった』とお客さんから感謝の言葉ももらい、お金では得られない場所になっている。この店を長く続けていきたい」と話す。
営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。