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酢メーカー「サガ・ビネガー」が「オールインソイ」 スポーツビネガーを初展開

スポーツビネガー「オールインソイ」をアピールする「サガ・ビネガー」取締役の右近諭志さん

スポーツビネガー「オールインソイ」をアピールする「サガ・ビネガー」取締役の右近諭志さん

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 酢メーカー「サガ・ビネガー」(佐賀市嘉瀬町中原、TEL 0952-23-6263)が4月25日、スポーツビネガー「オールインソイ」の販売を始めた。

「サガ・ビネガー」が販売を始めたスポーツビネガー「オールインソイ」

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 1832年に「右近酢」として創業した同社。玉ねぎ酢や柿酢、りんご酢などの醸造酢、「ゆずバーモント」や「ももバーモント」などの飲む果実酢などの自社商品を幅広く展開するほか、全国から依頼を受けOEMでも50商品以上を製造している。みそや生こうじも販売する。

 創業190周年記念商品として販売する「オールインソイ」は、同社が1984(昭和59)年に販売を始めた「大豆ビネガー」の仕込み製法を変え、改めて開発した。取締役の右近諭志さんは「佐賀県産ふくゆたかの丸大豆を使用し、アミノ酸の含有量も高いことから発売当初は首都圏を中心に多くの販売があったが、最近は販売が低迷していた。現在のニーズに合わせた商品を作ろうと考えた」と振り返る。

 商品は、「バリン」「ロイシン」など必須アミノ酸「BCAA」を9種類含み、佐賀大学農学部の早川洋一教授との共同研究でストレス耐性があるという「N-アセチルチロシン」が含まれていることが発見された。スポーツ前後やスポーツ中に冷水で希釈して飲むほか、料理にも使えるという。

 右近さんは「『大豆ビネガー』からアミノ酸の含有量がより高くなり、さらに飲みやすくなった。今後、スポーツビネガー第2弾としてパパイア酢を使った商品開発と、希釈なしで飲めるスポーツドリンクの開発も考えていきたい」と話す。

 価格は500ミリリットル=3,024円。店舗のほか、5月9日からオンラインショップでも販売する。

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