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佐賀の菓子店「北島」が「花ぼうろ いちごさん」 ロングセラー商品に初の姉妹品

「花ぼうろ いちごさん」をアピールする「北島」スタッフ

「花ぼうろ いちごさん」をアピールする「北島」スタッフ

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 菓子店「北島」(佐賀市白山2、TEL 0952-26-4161)が1月15日、看板商品「花ぼうろ」に佐賀県のイチゴの新品種「いちごさん」のジャムをサンドした新商品「花ぼうろ いちごさん」の販売を始める。

「花ぼうろ いちごさん」

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 1696(元禄9)年創業の同店。「花ぼうろ」は、同店が明治初めから販売する「丸芳露(まるぼうろ)」の生地作りのノウハウを生かして開発した洋菓子で、バターと鶏卵、細かく刻んだアーモンドを合わせて仕上げた生地にあんずジャムをサンドした。1968(昭和43)年に発売を始め、同店のロングセラー商品の一つという。

 新商品は「花ぼうろ」初の姉妹品。佐賀県と「JAグループ佐賀」が2018(平成30)年から展開するイチゴの新品種「いちごさん」を甘さと酸味が伝わるように試作を重ねたというジャムにして挟む。生地も「いちごさん」に合わせてアレンジ。淡いピンクの専用パッケージを新たに作り、イチゴのデザインを施してパッケージからも「いちごさん」の情報を手にしてもらえるように工夫した。「花ぼうろ」の書体もリニューアルした。

 常務取締役の香月務さんは「2012(平成24)年頃から、ジャムを変えた『花ぼうろ』の試作を繰り返してきた中で、佐賀県から『いちごさん』をアピールしたいとの話があり、開発に取り入れた。近年、クリスマスケーキ用のイチゴを農家から直接仕入れるようになり、『いちごさん』を通じて恩返しできる商品を作りたいとも考えていた。佐賀の小麦やイチゴなどの大地の恵みから新たな菓子を作らせてもらえることにも感謝したい」と話す。

 価格は3個入り583円。店舗とオンラインショップ、佐賀空港内「sagair(サガエアー)」で販売する。博多大丸店でも1月末から販売。4月下旬まで。

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