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佐賀の「鬼崎バラ園」が規格外のバラ使った新商品販売 ローズウォーターとクラフトジン

バラを使った新商品「ばらのかおり水」と「ROSE JIN」をアピールする「鬼崎バラ園」社長の鬼崎康弘さん

バラを使った新商品「ばらのかおり水」と「ROSE JIN」をアピールする「鬼崎バラ園」社長の鬼崎康弘さん

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 「鬼崎バラ園」(佐賀市本庄町末次)が12月20日、規格外のバラを使った新商品、ローズウォーター「ばらのかおり水(みず)」とクラフトジン「ROSE JIN(ローズジン)」の販売を始めた。

「鬼崎バラ園」のローズウォーター「ばらのかおり水」とクラフトジン「ROSE JIN」

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 1989(平成元)年にバラの栽培を始めた同園。600坪から始め、現在は2000坪の園内でオリジナルを含む30種以上の品種を栽培。近年では東京や大阪などに約50万本を出荷していたが、新型コロナウイルス感染症の影響による結婚式やイベントなどの中止で出荷が大幅に減ったことから、新たなチャレンジをしようと新商品を開発した。

 「ばらのかおり水」は、茎折れなど規格外のバラの花びらを使い、同農園内で水蒸気蒸留したもので、清涼感のある「ダマスクモダン」、くせのない甘さが特徴の「フルーティーローズ」、みずみずしい香りの「ローズミルラ」の3種類を用意した。価格は1本30ミリリットル入り3本セットで3,600円(化粧箱入り)。1月15日からは単品(1,100円)での販売も始めた。

 「ROSE JIN」は、クラフトジンメーカー「楠乃花蒸溜所」(諸富町徳富)が製造を担当。バラ「薫乃(かおるの)」をキーボタニカルに、14種類のボタニカルを組み合わせ、オランダ製蒸留器を使って蒸留。唐津市七山の天然水で加水調整し、アルコール度数42度に仕上げた。価格は、100ミリリットル=1,500円、375ミリリットル=4,180円。

 社長の鬼崎康弘さんは「新商品開発の計画は3年ほど前から進めていたが、新型コロナの影響で当初組んでいた会社と計画を進めることが難しくなり止まってしまっていた。昨年6月、バラのPRでサガテレビを訪れた際に子会社の『ライフプロ』と組むことで今回の新商品が形になった。今後、バラのボディークリームやアイスクリームなどメーカーと組んで商品開発も進めたいと考えている」と話す。

 「ばらのかおり水」と「ROSE JIN」は、サガテレビ1階「JONAI SQUARE」と「ライフプロ」運営のECサイト「Life Select(ライフセレクト)」で販売する。「ばらのかおり水」は鬼崎バラ園でも販売する。

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