白玉まんじゅう専門店「元祖吉野屋」(佐賀市大和町梅野、TEL 0952-62-0235)が1月2日、創業140周年記念商品「ヴィーガン白玉饅頭(まんじゅう)」の販売を始めた。
1882(明治15年)、佐賀市で材木業を営んでいた初代店主の吉村清兵衛さんが、避暑地としてにぎわっていた川上峡の名物として、400年前から祭りやお祝い事用として地元に伝わっていたまんじゅうを「白玉饅頭」として販売を始めた。現在は、6代目店主の吉村正則さんが製法を受け継ぎ販売。約10年前に急速冷凍する保存法を開発し、現在は地方発送にも対応している。
創業140周年を迎えた2022年の新商品として開発した「ヴィーガン白玉饅頭」は、てん菜糖や複数の天然甘味料をブレンドし、試作を繰り返し完成させた「白玉饅頭」で、糖類控えめでグルテンフリー、同社従来品と比べカロリーを20パーセント抑えたという。
吉村正則さんは「『あんこは食べきれないが、白玉饅頭はおいしい』と言ってもらえるなど、素材からこだわり抜いてこれまで作ってきた。『ヴィーガン』と聞くと難しく感じるかもしれないが、いつも使っているグラニュー糖の代わりに天然由来の甘味料のブレンドした新商品。味わってもらえたらうれしい」と話す。
価格は4個入り=583円。通販用商品は1月23日から販売する。