佐賀大学近くのちゃんぽん店「池田屋」(佐賀市赤松町)前に4月29日、コンテナカフェ「241stand.(スタンド)」がオープンした。
「池田屋」は1990(平成2)年に初代店主の池田信宏さんが店を開き、2016(平成28)年に現在の場所に移転。2代目店主の池田遊(ゆう)さんと、佐賀大学前にあった名物店「中村食堂」の味を引き継いだ「ちゃんぽん」や、野菜を和風だしで炒めた「あんかけ皿うどん」、佐賀県産玉ねぎなどを使った「池田屋カレー」などを提供している。
昨年春以降、新型コロナウイルス感染症の状況に合わせて、佐賀大学では遠隔授業への切り替えや課外活動の制限が行われており、大学周辺は人通りが少ない時期が多いという。この状況を踏まえて遊さんは、感染リスクの少ない形の新たなスポットを立ち上げ、周辺を少しでも盛り上げていきたいと、同店前に以前から設置していたコンテナを生かし、テークアウトメインのホットドッグ店をオープンした。店名の「241」は同店住所の「241番地」と、「24時間の中で1時間でもここでリラックスしてほしい」という思いを込めた。
給食のコッペパンとソーセージ、コールスローを基本に供するホットドッグメニューは、「プレーンドッグ」(350円)、「池田屋カレー」とチーズを合わせた「241ドッグ」(390円)、「ポテサラドッグ」(450円)、「パンプキンサラダ」(480円)。生クリームホイップとクルミ、キャラメルソースを合わせた「キャラメルドッグ」、ブルーベリーとブルーベリーソースを合わせた「ブルーベリードッグ」(以上450円)のスイーツドッグも用意した。
遊さんは「コンテナ設備の改装は『池田屋』の常連さんにお願いし、装飾等はDIYで仕上げた。以前、福岡の洋服屋で8年ほど働いていた経験も生かし、古着を通してもコミュニケーション取りたいと、友人に買い付けの協力をしてもらいコンテナ内に並べた。コロナ禍が続く中、『大人の居場所』となれるようなスポットに育てていきたい」と話す。
営業時間は12時~18時(日によって13時~)。