佐賀外環状線沿いに4月20日、陶器店「そら窯」(小城市三日月町織島)がオープンした。
川上峡近くで2014(平成26)年から営業する「caffe(カフェ)るるど」(佐賀市大和町久池井)を母と運営する秋吉めぐみさんが開いた窯元兼店舗。カフェで提供するコーヒーやスイーツ、料理に合わせるカップや皿は母が制作した陶器を使用しており、めぐみさんも陶器の制作をしたいと、父が以前経営していた自動車整備工場を生かし、事務所だった建物を改装した。秋吉さんは「器は生活に深く関わるものなので、長く取り組めると思った。自身の人生を楽しみたいと思い切って店を開いた」と話す。
陶器の土は有田町の「梅崎陶土」を使用し、「ひもづくり」の技法で、手ろくろを使用し制作。カップは1個1,000円前後、皿は1枚1,400円~2,000円前後で販売する。
秋吉さんは「今後、小物やブローチなどの制作も学び、今年夏頃からはワークショップや陶芸教室を開きたい。近所の知り合いからはカフェ併設の要望があり、気軽に立ち寄れる場所を用意したり、広いスペースを生かして陶器市などのイベントを企画したりできればと考えている」と話す。
営業時間は9時~12時、16時~18時。水曜・第1・第3木曜定休。