高級食パン専門店「最高な普通」(佐賀市本庄町袋)と電気通信工事業「ジー・テック」(佐賀市伊勢町)が3月18日、新型コロナウイルス感染症患者の宿泊療養施設を運営する看護師など医療従事者に食パンやサンドイッチなどを贈った。
新型コロナウイルスの軽症・無症状の患者を受け入れる「アパホテル佐賀駅前中央」
佐賀県は昨年4月25日から、新型コロナウイルスの軽症・無症状の患者を「アパホテル佐賀駅前中央」(駅前中央2)で受け入れている。県医療支援担当の太田賢さんによると、全237室の客室のうち、230室を病室に活用し、看護師約15人、県職員8人が従事しているという。「『第3波』といわれた今年の1月上旬には当施設で約100人の患者を受け入れた頃に比べると現在の受け入れ数は落ち着きつつある」と太田さん。
「最高な普通」運営会社社長で「ジー・テック」社長の川副浩正さんは、新型コロナの治療に取り組む医療従事者に感謝の気持ちを伝えたいと考えていたところ、同ホテルにも医療従事者が運営に当たっているという話を聞き、今年2月からこれまで3回、同店の高級食パンとサンドイッチを贈っている。
川副さんはこの日、同店の高級食パン2斤35個を医療従事者に、サンドイッチ30個を入所者に、「ジー・テック」から足踏み式消毒液ポンプスタンド2台を贈った。川副さんは「少しずつではあるが、私たちにできることをこれからも続けていきたい」と話す。
県健康福祉部長の大河内直人さんは「当施設でも緊張感持って対応する中で、提供は大変ありがたい。今後ワクチン接種が進む中で、軽症・無症状患者の比率が高まるかもしれないが、収まるまで気を緩めることなく対応に当たっていきたい」と話す。