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佐賀・吉野ヶ里にスパイスカレーと焼き菓子店「せなふち。」 姉妹で出店

「せなふち。」店主、姉の酒本史さん(左)・妹のちはるさん(右)

「せなふち。」店主、姉の酒本史さん(左)・妹のちはるさん(右)

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 スパイスカレーと焼き菓子店「せなふち。」(神埼郡吉野ヶ里町吉田)が5月2日、吉野ヶ里町・三田川庁舎近くにオープンした。

「せなふち。」のカレー「佐賀のり キーマプレート」

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 スパイスカレー作りが趣味の姉・酒本史(ふみ)さんと、お菓子作りが趣味の妹・ちはるさんが開いた同店。「カフェを開く」夢を持っていた母の思いを引き継ぎ、父母姉妹4人の名前の頭文字で、母がメールアドレスにも使っていたという「せなふち。」を店名に、昨年秋から佐賀市三瀬村で月2回の間借り営業を始めた。インスタグラムで店の発信を続ける中で、ちはるさんの同級生を通じて、以前、小料理店だった物件の紹介を受け、実店舗の開店に向け準備を進めてきた。内装工事は、父がカウンターや椅子、棚を制作、史さんらがテーブルリメークするなど、家族を中心に行った。席数はカウンター7席、小上がり4人席3卓でキッズスペースも用意する。

 メニューは月替わりで、5月のごはんメニューは、「佐賀のり キーマプレート」(1,320円)で、米「ひのひかり」や、「みつせ鶏」など佐賀県産食材を使用し、「紫キャベツラペ」や「佐賀大豆ピックル」「スパイスポテト」「にんじんの辛子和え」などの副菜や2種類のスパイスの組み合わせも出来る。佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」(小=550円、普通=880円)も用意する。

 おやつメニューは「ヴァローナの濃厚ガトーショコラ」「重いような軽いようなチーズタルト」(各495円)。ちはるさんが10種類以上の小麦粉から選び何回も試作を重ねて仕上げた。「せなふち。クッキー」(110円)には、一枚ずつ「せなふち。」の文字を描き入れた。

 史さんは「母の夢を父と私たち、周りの方々の協力のおかげでかわいいらしい店が実現できた。6月以降、早速、複数の店とのコラボ企画も予定しており、お客さんとのコミュニケーションに加えて、今後、店同士の交流も重ねていきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~15時30分(ラストオーダー)。月曜・木曜・金曜定休。

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