プレスリリース

【国内初】高校で“実習型”の半導体教育を可能に。授業でEDAツールが使える『DXハイスクール支援サービス』を提供開始

リリース発行企業:木村情報技術株式会社

情報提供:




国内で半導体人材の不足が深刻化する中、大学・高専といった高等教育機関だけなく、より早期の高校生以下への働きかけが重要視されています。しかし教育現場では、最先端の半導体教育を行うためには設備整備や専門的な指導体制の構築が必要となり、現場の先生方だけでは対応が難しい場面も生じています。

こうした状況を踏まえ、木村情報技術株式会社(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役:木村 隆夫、以下「木村情報技術」)はDXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)採択校に向けて、授業内でEDAツール(※1)を活用した"実習型"の半導体教育を可能にする国内初(※2)のサービス『DXハイスクール支援サービス』の提供を開始します。
また、本サービスは文部科学省が掲げる「N-E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想」も視野に入れ、高校段階から高度な学びを実現するための選択肢となることを目指しています。

本サービスにより、「高校での半導体教育は難しい」というこれまでの常識にパラダイムシフトをもたらし、早期段階からの実践的な半導体教育の実現を後押しします。

(※1)EDAツールとはElectronic Design Automationの略で半導体設計に使われるソフトウェアです。
(※2)高校向けに、半導体設計用EDAツールを活用した実習型教育サービスを提供する取り組みとして国内初(木村情報技術調べ)

▼『DXハイスクール支援サービス』サービスサイト
https://www.k-idea.jp/product/dxschool/

背景|日本の半導体産業を支える人材育成は「高校段階」からが鍵

世界的に半導体市場が成長を続ける一方、日本の半導体関連産業では、国際競争力の低下と深刻な人材不足が大きな課題となっています。業界団体であるJEITA(電子情報技術産業協会)によると、主要9社だけでも、今後10年間で約4万人の半導体人材が必要になるとされています。

こうした状況を受け、文部科学省が2026年度から「半導体人材育成拠点形成事業」を全国で実施するなど、国として半導体分野における教育強化を本格化しています。
半導体人材を継続的に育成するためには、大学や高専といった高等教育機関だけなく、より早期の段階である高校生以下への働きかけも重要と言われています。しかし教育現場では、最先端の半導体教育を行うためには設備整備や専門的な指導体制の構築が必要となり、現場の先生方だけでは対応が難しい場面も生じています。

木村情報技術は、こうした課題の解決に貢献するため、EDAツールを活用した実習型授業に必要な環境をワンストップで提供する『DXハイスクール支援サービス』の提供を開始しました。本サービスでは、半導体設計用EDAツールを用いた実習型授業に加え、教職員向け研修や特別授業への講師派遣にも対応し、日本の半導体人材育成に寄与してまいります。
※ご参考
経済産業省 関東経済産業局「半導体分野の人材育成・確保等に向けた取組について」
日本政策投資銀行「半導体人材確保の取り組みにおける現状と展望~人材育成と省人化の観点から~」

『DXハイスクール支援サービス』の特徴




(1)授業で使える「EDAツールを活用した実習型の半導体教育」を実現
本サービス最大の特徴は、半導体設計に用いられるEDAツールを活用し、高校の授業で実習型の半導教育を実現できる点にあります。
座学だけでは理解しづらい内容を体験的に学ぶことができ、実務プロセスの模擬体験もできることから、進路選択におけるミスマッチを低減できる効果も期待できます。
(2)高額だったEDAツールを、教育現場でも導入可能な価格に
木村情報技術は、株式会社ジーダット(本社:東京都中央区、代表取締役:松尾 和利)と連携し、
同社が開発する半導体設計用EDAツール「SX-Meister」のアカデミック版(教育現場向け)を開発。
DXハイスクールの補助金で導入可能な、教育機関において導入しやすい価格帯を実現します。

※「SX-Meister」とは、JEDAT(株式会社ジーダット)が独自開発した、半導体設計用EDAツールです。半導体用の回路設計校庭からマスクレイアウト設計工程まで幅広くカバーする、半導体向け統合型設計環境を構築することができます。
(3)高校の教育現場に必要なサービスをワンストップで提供
本サービスでは、EDAツールだけでなく、高性能パソコンなどのICT機器、実習授業、オンライン学習システムの導入など、教育現場に必要なサービスをワンストップでご提供します。
- オンライン学習システム生徒が自分のペースで学習できるオンライン学習環境を提供。
予め搭載されている半導体教育関連コンテンツだけでなく、学校独自コンテンツの搭載にも対応。
- 教職員向け研修専門スタッフが、教職員に向けEDAツールや授業設計についてご説明します。
- 1Day特別授業半導体設計の専門人材が、実習授業を実施。
- 半導体設計用 EDAツール「SX-Meister」(教育機関向けライセンス)木村情報技術は、EDAツール「SX-Meister」の国内初の教育機関向け販売代理店です。
アカデミック版は、DXハイスクール補助金で導入可能な特別価格でご提供します。
- ICT機器のご提供(高性能PC等)EDAツールに対応したハイスペックPCなど、授業に必要な機材を学校の要望に合わせてご提供します。

※EDAツールのみ、PCのみの導入にも柔軟に対応します。

DXハイスクールとは

DXハイスクールとは、文部科学省が推進する「高等学校DX加速化推進事業」の通称で、2024年度から本格的に運用が始まりました。情報や数学などの教育を重視したカリキュラムの実施に加え、ICTを活用した文理横断的な学びを強化する学校に対し、必要な環境整備の経費を支援する取り組みです。

2025年度(令和7年度)は、継続採択校が約1,000校、新規採択校が約200校、あわせて約1,200校が対象です。新規採択校には1校あたり最大1,000万円の補助金が交付されます。(重点類の場合は1,20万円)
※ご参考:令和7年度 高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/mext_02975.html

木村情報技術が目指すこと

当社はこれまで、高等学校・高専におけるデジタル教育支援に多数取り組んでまいりました。本サービスを通じて、高校段階からの実習型の半導体人材育成を支援し、日本の産業競争力強化への貢献を目指してまいります。

また、本サービスにはDXハイスクール補助金の対象としてご提案可能な「ゲームクリエイター教育コース」もご用意しております。本コースでは、3Dデザイン、プログラマー、チーム開発など、幅広いデジタルスキルを総合的に学ぶことが可能です。

興味をお持ちの教育関係の皆さまは、ぜひお問い合わせください。
▼『DXハイスクール支援サービス』サービスサイト
https://www.k-idea.jp/product/dxschool/

【サービスに関するお問い合わせ】
木村情報技術株式会社 イノベーション本部
担当:山口泰弘
お問合せフォーム:https://www.k-idea.jp/contact/dxschool/

※「SX-Meister」にご関心をお持ちの企業様からのご相談も、あわせて受け付けております。



木村情報技術株式会社について
- AI(機械学習/ディープラーニング/生成AI)活用の研究・開発、コンサルティング)
- Web講演会運営・ライブ配信、収録およびコンテンツ制作 3eLive,BizLive
- メタバースイベント企画・運営、空間構築 KIMULAND+
- 学会向けクラウドサービス・イベント運営 KIT-ON
- 学校集金代行サービス 学校PAY
- 製薬業界向けライティング・研修・コンサルティング
- 薬剤師向けスマートDI室の運営 AI-PHARMA
- eスポーツイベント企画・運営
- リアルタイム翻訳ツール[Real Time Translator]代理店販売
- 自動プレゼンテーション作成ツール PresenMaker他、各種ソリューション提供、プラットフォーム運営

本 社:〒849-0933 佐賀県佐賀市卸本町6-1
支 店:札幌支店、東京支店、名古屋支店、大阪支店、福岡支店
代表者:代表取締役 木村 隆夫(きむら たかお)
設 立:2005年7月29日
URL :https://www.k-idea.jp/

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース