宿泊施設とバーを経営する「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE(はがくれ)」(佐賀市神野東2)が現在、Zoomを使ったオンラインバーを開催している。
「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE」1階バー部分の様子
国際交流を提供する場として、国内と中国・韓国など外国人旅行者を受け入れてきた同施設は新型コロナウィルス感染拡大に伴い、4月10日から5月31日まで臨時休業していた。
休業中でも常連客や関係者らとつながりの機会を持とうと、店長の高瀬伶さんがオンラインバーを企画。毎回テーマを設定し、施設のSNSで参加者を募集し、5月9日に第1回を開催した。
これまで開催したテーマは「あなたが好きな日本酒」「おうち時間を映画とドラマで楽しもう!」、韓国在住の元スタッフをゲストに近況を話す「あの人は今」など計9回。参加者からは「外出が難しい中、人と話せるだけでも楽しい」「オンラインで共通の話題で盛り上がる場を提供してくれるのはうれしい」などの感想が寄せられたという。
6月1日に営業を再開したが、オンラインイベントは今後も週2~3回継続して行う予定。今後は外国語で行うトークミーティング「Languege Exchange(ランゲージ・エクスチェンジ)」や、参加費を基金として活用する有料イベントを開いていく。
高瀬さんは「オンラインバーを通じて宿泊客と『再会』できただけでなく、初めて知り合った人もいて新たな交流が生まれている。今は佐賀に来ることが難しい状況でも佐賀の人ともつながることができる機会なので、気軽に参加してもらえれば」と呼び掛ける。
次回開催は6月10日20時~21時。定員7人。参加費は300円。