小学校校舎を改修したスポーツ合宿施設「SAGA FURUYU CAMP(佐賀古湯キャンプ)」(佐賀市富士町古湯、 TEL 0952-51-8835)が4月1日、佐賀市北部の古湯温泉にオープンする。
「SAGA FURUYU CAMP」宿泊施設ドミトリータイプ12人部屋
2013(平成25)年3月に閉校した旧富士小学校の校舎と体育館に加え、同所から約7キロ、車で約15分の距離にある佐賀市の施設「山村広場グラウンド」(富士町関屋)をサッカーやラグビーで利用できる105メートル×68メートルの人工芝グラウンドにそれぞれ改修。スポーツをメインとした合宿施設として運営する。
同施設は、ウェブインテグレーション事業を手掛ける「EWM(イーダブリュエム)ファクトリー」(天神3)、宿泊施設の運営を手掛ける「R.project(アール・プロジェクト)」(千葉県安房郡鋸南町)、1級建築士事務所「OPEN A(オープン・エー)」(東京都中央区)が共同で立ち上げた「佐賀古湯キャンプ」(富士町古湯)が佐賀市からの指定管理を受け運営する。
校舎を改修した宿泊施設は4階建て。客室は3階と4階に、教室の雰囲気が残る畳敷きの大部屋が15人収容=3部屋と12人収容=1部屋、ドミトリータイプの12人部屋が6部屋、2人部屋が8部屋で、合計定員145人。4階に食堂、2階に大浴場とシャワー・洗濯室を用意する。宿泊は10人以上から可能で、料金は通常シーズンの大人=4,550円、大学生以下=3,500円(以上税、食事料金別)。
1階には地元の人や旅行や観光で古湯を訪れた人が立ち寄れるビュッフェ形式のカフェレストラン「ゆっかい食堂」を開く。料金は大人=1,300円、小学生=700円、未就学児=300円、65歳以上のシニア=1,000円。
「佐賀古湯キャンプ」の地域マネジャー・山田泰嗣さんは「大学のサッカー部やラグビー部、小中学生のサッカー部を中心に佐賀県内と福岡から、初年度の利用目標の6割を超える予約をすでに頂いていて、引き続き、県内の各スポーツを取りまとめる団体に当施設の情報を提供してもらっている。また、企業研修や新入社員研修目的での問い合わせも入っている」と話す。
「2階には各部屋10席程度収容可能なサテライトオフィスが5部屋あり、こちらにも入居問い合わせが入っている。『EWMファクトリー』友納健一郎社長がこのオフィスにスポーツ向けのITデバイスを開発する会社を誘致し、合宿利用者と連携した技術開発、アスリートに適した健康や栄養管理するという構想を持っており、ゆくゆくは実現に向けて動きたい」とも。