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佐賀の家具ブランド「ARIAKEコレクション」、スウェーデンの展示会に出展

昨年開かれた「ストックホルムファニチャーフェア2019」 内の「ARIAKE コレクション」の展示室

昨年開かれた「ストックホルムファニチャーフェア2019」 内の「ARIAKE コレクション」の展示室

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 佐賀市諸富町の家具ブランド「ARIAKEコレクション」が2月4日~8日、スウェーデンで開催される家具展示会「ストックホルムファニチャーフェア2020」に出展する。

「ストックホルムファニチャーフェア2020 」に出品する作品「藍染キャビネット」

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 「ARIAKEコレクション」は、海外デザイナーとのコラボレーションで独創的な家具を製作するレグナテック(佐賀市諸富町山領)と平田椅子製作所(諸富町徳富)が立ち上げたブランド。佐賀県に面する海で、「夜明け」を意味する「有明」の名を冠し、グローバル市場への展開を目指しているという。

 毎年2月に開催される「ストックホルムファニチャーフェア」は、開催国スウェーデンを筆頭に世界30カ国以上から700社以上が出展する北欧最大級の家具見本市で、「ARIAKEコレクション」のエントリーは今年で3年目。レグナテック取締役の樺島賢吾さんは「ブランドの立ち上げ時から、世界で認めてもらえるにはどうすればいいか追求してきた。インテリアデザインの本場、北欧で評価してもらえることがブランドを成長させる一番の近道だと考えた」と話す。

 今回は、日本の伝統的な木工技術「組子」を駆使した「組子キャビネット」や藍染めの独特な仕上げを施した「藍染キャビネット」など、オーク、ヒノキ、スギなど多彩な素材で作られた約30点を展示。地元陶芸家と海外デザイナーが提携する有田焼の国際ブランド「2016/」も出展する。

 樺島さんは「アメリカやオーストラリア、香港など、全世界からバイヤーやデザイナーが集結する世界的イベントで、日本文化の精神性と都市の生活背景にインスパイアされた私たちの作品をアピールする絶好の機会。有田焼と共に佐賀の地場産品を北欧で認知してもらい、今後のビジネスにつなげたい」と意気込む。

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