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佐賀に100均パン店「京都伊三郎製ぱん」 家具メーカーが異業種参入

家具メーカーからパン販売に参入した「永島木工」2代目社長の永島一哉さん

家具メーカーからパン販売に参入した「永島木工」2代目社長の永島一哉さん

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 佐賀の諸富家具メーカー「永島木工」(佐賀市諸富町山領)が100円均一パン「京都伊三郎製パン 諸富店」を開き、連日、焼いたパンがすぐにほぼ完売し話題を呼んでいる。

「VITA-PRESSO(ヴィータプレッソ)」の一部を改装した「伊三郎製パン諸富店」 商品の3分の1が同店オリジナル

 「VITA-PRESSO(ヴィータプレッソ)」という店名で、オーダー家具の製造と輸入、雑貨インテリアなどの販売を行う同社は約60年の歴史がある。2代目社長の永島一哉さんが会社を引き継いだ約20年前から住まいの変化で昔ながらのタンス需要が少なくなり、大手や海外の格安家具に押される中、顧客との新たな接点を作りたいと京都の同店のノウハウを学び昨年7月、店を開いた。

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 京都に本部がある「伊三郎製ぱん」はアウトレット家具を扱う「のぶちゃんマン」(京都市中京区)の滝下信夫社長が「100円均一」をコンセプトに異業種参入。分かりやすい価格で多くの種類のパンを提供するスタイルが受け、現在は関西や北部九州を中心にチェーン展開を進めているという。

 同業の家具店がパン店で成功していることを知った永島さんは、滝下さんと取引があったことから佐賀県内初の出店を決め、家具売り場の一部を改装し、100円パン(税別)を販売している。

 生地製造を別の工場で行い、客は欲しいパンを直接袋詰めし「購入する数を数える」会計を採用するなどコスト削減しながらも、商品の3分の1が同店オリジナルで、佐賀産の玉ネギなど地場の素材を積極的に取り入れている。「まだまだ手探り」と言いながらも、毎日パンを焼き上げる度にすぐに売れていき、昼過ぎには棚からパンが無くなる日が続いているという。

 永島さんは「異業種からパン作りを始めてまだ約8カ月。どうしてこんなに売れるのか分からない。家具メーカーとして培ってきた、ものづくりへのこだわりを、『100円パン』とはいえ認められたのかもしれない。これからも本業につながるような地域との接点づくりに努めたい」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。木曜定休。

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