佐賀市中央大通り(シンボルロード)の沿道をイルミネーションで彩る「サガ・ライトファンタジー」のクリスマスツリーライトアップイベント「2019サガ・ライトファンタジー シンボルツリー点灯式」が11月27日、JR佐賀駅南口(佐賀市駅前中央1)で開かれた。主催は佐賀市経済部商業振興課と佐賀女子短期大学。
佐賀銀行本店(唐人2)前から佐賀中央郵便局(松原2)前まである佐賀駅周辺の「空白地」をイルミネーション区間とし、高さ約5メートルの「シンボルツリー」をライトアップすることで。新たなにぎわいの創出を目指す。昨年に続き2回目の企画。
同大学地域みらい学科は課外授業の一環で参加する地域おこし活動の一つとして「サガ・ライトファンタジー」にも毎年携わっている。講師の久保知里さんのグループが「シンボルツリー」の制作と点灯式の企画・演出を担当し、38人の学生が「企画班」「広報班」「オーナメント班」に分かれ、9月ごろから準備を進めてきた。2年の水落愛絵(みずおちよしえ)さんは「ツリーの装飾品選びと製作には学生以外の人たちも多数参加してくれた。飾りつけの際には、ライトアップされたときにより美しく見えるよう配置にもこだわった」と振り返る。
当日18時ごろ、田口香津子学長、佐賀駅の石井健一駅長らが点灯スイッチを押すと、ツリーに一斉にライトがともり関係者や通行客らから歓声が沸き起こった。点灯後、景品が当たる抽選会が開かれたほか、佐賀のローカルヒーロー「なつレンジャー」のヒーローショー、佐賀大学アカペラサークル「Score !!(スコア)」のパフォーマンスも行われた。
学生代表でスピーチした2年の小野萌(めぐみ)さんは「昨年の反省を踏まえ、ツリーの制作もイベントの演出も今年はもっといいものにしようとみんなで協力してきた。無事に点灯式を終えることができてほっとしている」と笑顔を見せる。
久保さんは「明るく照らされた『シンボルツリー』を多くの人に見てもらい、駅周辺が一層にぎわってほしい。この季節の地域のランドマークとして定着できれば」と話す。
1月13日まで。