佐賀県の山口祥義知事が9月3日、「令和元年佐賀豪雨」に対し、復旧・復興への取り組みと合わせて「佐賀県は元気です」というメッセージを佐賀県ホームページで発信した。SNSでは通常営業施設へのキャンセルを嘆く投稿や佐賀への訪問を呼び掛ける投稿が続いている。
8月27日から28日にかけて佐賀県を襲った記録的な大雨災害では、県内各地で浸水や土砂崩れの被害が発生。特に武雄市の一部、大町町の一部では広域的な被害により、現在も住民、ボランティア、関係機関による復旧作業が続いている。一方、県内宿泊施設の予約キャンセルが相次いでいるという報道に、「ほとんどが通常営業に戻っているのに」などと嘆く声がツイッターに投稿されている。
山口知事はメッセージの中で「今も、佐賀県は元気です。武雄温泉も嬉野温泉も、今回の大雨で休業している宿はひとつもありません。順天堂病院では、外来患者の受付が間もなく再開されると聞いており、徐々に日常に戻りつつあります。鉄工所から流出した油は、自衛隊をはじめ、多くの方々が昼夜を問わず作業を続けられ、大半の油は回収されたところです。油が流出した面積は佐賀県の県土のわずか0.03%。そこで栽培された作物が出荷されることはありません。佐賀の食は100%安全です。佐賀県に足を運んでいただくことで、佐賀県の美味(おい)しい食を味わっていただくことで、佐賀県はもっともっと元気になります。たくさんの魅力が詰まった佐賀県を多くの方々に楽しんでいただきたいと思います。皆様、安心して佐賀県にお越しください。佐賀さいこう!」と発信した。
ツイッターでは知事のコメントを引用し、「佐賀は元気」と呼び掛ける投稿や、複数のハッシュタグを使い、「是非(ぜひ)佐賀へ旅行おいでください」「佐賀っておいしいものがたくさんあるんです!うまい酒に、温泉もありますよ!ぜひ体験しにお越し下さーい!!」(以上、原文ママ)など、佐賀への訪問を呼び掛ける投稿が相次いでいる。