「佐賀新聞」(佐賀市天神3)が8月1日、タブロイド判の朝刊を発行した。
1884(明治17)年8月1日の創刊からちょうど135年になることを記念し、通常は一般的な新聞サイズの「ブランケット判」(横=406ミリ、縦=545ミリ)で発行する同紙を、一日限定でほぼ半分の大きさで、A3サイズ程度となる「タブロイド判」(横=285ミリ、縦=400ミリ)で発行した。
同社によると、欧米では通勤中でも広げて読むことができることなどからタブロイド判の新聞が主流で、英「ザ・サン」「デイリー・メール」「タイムズ」、米「ニューヨーク・ポスト」「デイリーニューズ」などが採用している。
今回発行した同紙のタブロイド判は、紙面を「左開き」に、記事を「横書き」で展開。タブロイド判に合わせたレイアウトに、写真も大きくインパクトを持たせ、文字もこれまでより大きくし、紙面構成をすっきりさせたという。通常通りの情報量を確保するため、通常のページ数の2倍以上に当たる全64ページの構成にして、国内外のニュースから地域の話題までを掲載した。
通常は最終面に掲載する「テレビ・ラジオ番組欄」は中面の32~33面に掲載し、抜き取って閲覧できるようにした。株式面の紙面展開は休止し、同紙購読者向けに提供するインターネット電子版での閲覧を呼び掛けた。
同社は現在、タブロイド判に対する意見を募集している。