家具店「ミキティの激安家具shop!」(佐賀市諸富町徳富)が5月23日、約40年前に駄菓子店やゲームセンターで使われていたという「ゲーム用椅子」を再現した「ゲーセン椅子」の販売を始めた。
駄菓子店にあるゲームが好きだったという山田店長が、中古で手に入れたゲームセンター用椅子の再現を目指し、椅子メーカーに製造を依頼し商品化した。色はブルー、レッド、シルバーの3色。価格は1脚=7,980円。
家具の卸とネット販売を手掛ける同社では、家具の送料値上がりに伴い、数年前からネットでの売り上げに影響が出るようになったことから、無料掲示板で店頭引き渡しを条件に家具販売を始めたところ、トラックやワゴン車で買いに来る客が少しずつ増え始めたという。
このほか、もともと卸用の家具倉庫だった2階を店舗に改装し、毎月第2日曜に家具の売り出しイベントを開催。店舗内で、山田店長が私物であるコレクションの「ゲームセンター向けゲーム筐体(きょうたい)」を使い、ゲーム体験イベントを行っていた経緯もあり、今回新たな呼び物の一つにしようと「ゲーセン椅子」100脚を製作した。
山田店長は「中古で手に入れた約40年前の『ゲーセン用椅子』もウレタンが悪くなっている以外は椅子の強度に全く問題ない。今回の商品も強度にはこだわった。ツイッターで発売告知をしたところ、多くのリツイートをもらったが、あまり期待せずに3年くらいかけてぼちぼち売れればいいかなと思う。当店は通りから入った分かりにくい場所にあるので、これからも『変な家具屋』を目指し、当店に来てもらえるようなネタを仕掛けていきたい」と話す。
「ゲーセン椅子」は店舗をはじめ、山田店長のツイッターなどで販売する。