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佐賀の劇団「劇団邂逅」が6周年記念公演 思い出の短編3作品を再演

来場を呼び掛ける「劇壇邂逅」メンバー

来場を呼び掛ける「劇壇邂逅」メンバー

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 佐賀市を拠点に活動する劇団「邂逅(かいこう)」の6周年記念公演「style:Revive(スタイル リバイブ)」が5月26日、高木宿文化館(佐賀市高木瀬西1)で上演される。

2017年公演「style:Color」より、「しろ」の一場面。

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 佐賀東高校演劇部のOB・OGが2014年5月に立ち上げた劇団で、当時のメンバーが高校時代に上演した演目から「演劇を通じて起こるさまざまな人との『一瞬のわずかな出会い』も大切にしたい」という思いを「ほんの一瞬の出会い」を意味する「邂逅」に込めた。現在のメンバーは男性2名、女性3名の計5人で、佐賀市内で公演を重ねている。

 今回の公演は、昨年の5周年から始めた同劇団の「生誕祭企画」で、代表の鷹巣将弥さんは「メンバーから、劇団の『生誕祭』をやりたいという話が出て、5周年公演『style:Emotion(スタイル エモーション)』が実現した。今年もやりたいという声から昨年の流れを引き継いだ」と話す。

 メンバー5人と劇団OGのSAYAKA(サヤカ)さんの6人が2~3人ずつのグループに分かれ、短編作品3作を上演する。ラインアップは、現代で女子大学生となったかぐや姫と彼女に思いを寄せる後輩青年の淡く短い恋を描く「月に帰らなくたっていいんですよ、かぐや先輩」、OLのタマコが自身の口から飛び出した虫歯菌のキンコと一つ屋根の下で暮らすなかで自身の悩みや不安に向き合う「あか」、2人の男の抱える「ある秘密」が主人公である女との会話で少しずつ明らかになる「ワールズエンドガールフレンド」。

 鷹巣さんによると、今回上演する3作はいずれも劇団やメンバーが過去に演じた作品で、もう一度上演したい思い入れがある作品という。「当時とは配役もメンバーも変わったが、自分たちがどのような演技を見せられるか楽しみ」と鷹巣さん。

 「これまで演じた作品の再演という意味と、新たなメンバーが増え、これから『もう一度』走りだそうとしている自分たちの姿を公演タイトルに込めた。胸キュンからドタバタ・ハートフル、男女のミステリーまでジャンルを広く扱う。メンバー全員の力で見た人の心を動かし、何かを感じ取ってもらえるような公演にするので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開演時間は14時・18時。入場料は、一般・前売り=1,500円(当日=1,800円)、22歳以下・前売り=1,000円(当日=1,300円)、高校生以下・前売り=500円(当日=800円)。同劇団チケット予約フォームで受け付ける。

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