「平成30年度初摘み佐賀海苔(のり)試食会」が12月26日、「ガーデンテラス佐賀 ホテル&マリトピア」(佐賀市新栄東3)で開かれた。主催は佐賀県有明海漁業協同組合と佐賀市で構成する「佐賀市水産業振興協議会」。
同協議会によると、生産枚数・生産額共に15季連続日本一を誇る「佐賀のり」。毎シーズンの最初に採れ、柔らかい食感が特徴の「初摘み」のノリを使った料理を試食してもらい、良さをもっと知ってもらうために2009年から毎年試食会を開催している。2012年度からは地元の人にも知ってもらおうと、消費者や事業者を招待。
10回目の今年は、佐賀市の秀島敏行市長や佐賀市議会議員、佐賀市内在住の妊婦などの親子連れや佐賀市食育推進協議会、佐賀市食生活改善推進協議会、西九州大学(神埼市神埼町尾崎)の教授や学生、市内の旅館業、飲食業関係者ら約90人が参加した。
メニューは、「刺し身のり巻き」「のりおにぎり」、佐賀市産のキュウリやレタス、佐賀県有明海漁業協同組合直販所「まえうみ」で販売する「こはだ」の天ぷらや酢じめ、「芝エビ」を具材にし、米「シギの恩返し」の酢飯をのりで巻いた手巻きずし、レタスやベーコンをノリで包んだ「おにぎらず」、ノリを乾燥させた「のりほのか」を合わせた「すまし汁」、「海苔パスタ」や「佐賀のりアイスクリーム」をビュッフェ形式で振る舞い、参加者は思い思いに「初摘み佐賀海苔」の風味と食感を楽しんだ。
佐賀市議会議長の武藤恭博さんは「この試食会通じて、改めていろいろなのり料理があることを知った。ノリ漁師さんはこれから冬の寒さが厳しい時期にノリの収穫に臨む。苦労して生産する『佐賀のり』を積極的にPRしていきたい」と感想を寄せた。