地域と関わるイベントを企画する佐賀大学学生コミュニティー「Make-Sense(メイクセンス)」が、10月30日から開かれる「サガ・ライトファンタジー」に合わせて、佐賀バルーンミュージアム(佐賀市松原2丁目)南側の松原川にデザイン・装飾を完成させた。
佐賀市中央大通りを180万球の明かりを照らすという同イベント。2016年、当時の団体メンバーが現在の場所を飾りイベントを盛り上げたいと佐賀市役所へ申し出たことから、学生による装飾が始まったという。毎年、効果的な光の表現の改善に努め、ライトアップの範囲も広げてきた。昨年の様子は今年のイベントポスター写真にも採用された。
今回の装飾テーマは「平成の最後」。来年5月に元号が変わることから「平成」を振り返ってもらいたいと考えたという。通信技術の進化によるコミュニティーの広がりを表現した3メートルの立体装飾や災害で失われた命をしのぶ灯籠に見立てたライト、平成の道筋を青と白のLEDイルミネーションで表現したライトアップが川辺を照らす。今年は2人の学生が装飾エリアを分けてデザイン設計を担当したことから、異なるイメージのイルミネーションを楽しむことができるという。
代表の山崎雄悟さんは「7月から準備を始め、使用する機材の破損などトラブルもあったが完成させることができた。街の人も楽しみにしているイベントなので早く皆さんに見てほしい。ライトアップを見ながら平成の終わりを感じてもらえたら」と話す。
来年1月14日まで。10月30日はオープニングパレードが行われる。