佐賀県内で現在、「肥前さが幕末維新博覧会」を記念した限定カプセルフィギュア「佐賀 幕末維新 明治維新150年記念フィギュア」が販売されている。
同博覧会の開催に合わせ、関連施設を訪れた際の土産物として作られた同フィギュア。同事務局企画広報担当主査の井上隆弘さんは「観光地限定カプセルフィギュアが各県にあるのを知り、『肥前さが幕末維新博覧会」バージョンがあっても面白いのではと思い、製作した」と話す。商品化には各都道府県のご当地カプセルフィギュアを数多く手掛ける「ケンエレファント」(東京都千代田区)の協力を仰いだ。
カプセルフィギュアは通常5種類にシークレット1種類を加えた全6種類。同県出身のお笑い芸人・おほしんたろうさんのイラストを基に製作した佐賀藩出身の偉人「大隈重信」と「江藤新平」のほか、「肥前さが幕末維新博覧会」のメイン会場の「幕末維新記念館」(市村記念体育館)、佐賀藩が国内で初めて製造した実用蒸気船「凌風丸」、佐賀城跡の「鍋島直正公銅像」がある。発売されて以降、ツイッターでは「凌風丸が欲しい!」「回してみたらシークレット出た!」「2回目で早くもダブった…」(以上、原文ママ)など、悲喜こもごもの結果報告が投稿されている。
井上さんは「当時の設計図やさまざまな角度から撮影した写真、映像資料を基に作ったイラストなど、平面から立体に起こすための資料を集めるのが大変だった。維新博の開催当日に販売が間に合わなかったのは残念だが、その分たくさん製作会社の方と話し合って納得のいくクオリティーのものに仕上げることができた」と笑顔を見せる。「パーツの大きさや色合い、実物にどこまで近づけるかといった部分から、フィギュアを入れるカプセルの色も県で売り出し中の色『維新ブルー』にするなど、細部までこだわりを詰め込んだ商品になっている。維新博の記念として、そして佐賀に来た記念としてこのフィギュアを手元に置いてもらえれば」とも。
価格は1個400円。「肥前さが幕末維新博覧会」公式ショップである旧牛島邸ほか、幕末維新記念館、JR佐賀駅、佐賀空港、佐賀バルーンミュージアム、佐賀県内のセブン-イレブン168店舗で販売する。