佐賀・川上峡の「ホテル龍登園」(佐賀市大和町梅野、TEL 0952-62-3111)で現在、「2018春の薔薇(ばら)フェスタ」が開催されている。
同ホテルのチャペルがあるガーデンスペースには現在、「うらら」「プリンセス愛子」など70種類450株のバラの花が咲いている。「バラ園」を作ったきっかけは、佐賀で60年以上活動する「佐賀バラ会」と同ホテルの宮原知司社長が意気投合したこと。
2014年に始まった「ローズガーデンプロジェクト」は、佐賀バラ会の指導の下、ガーデン入り口の小道の左右にバラを育てることからスタート。少しずつ面積を広げ、ガーデン全体にバラの花が咲くまでになった。同ホテルの下田哲也総支配人によると、佐賀県内でこの規模のバラ園は珍しいという。佐賀バラ会から「育てたバラを皆さんに楽しんでもらえるようになった」とお墨付きをもらったことから今年初めて公開することになった。
期間中、宿泊や食事、買い物などでのホテル利用でローズガーデンが観賞できる。大浴場の露天をバラ風呂にするほか、バラをイメージした創作懐石コース(1,800円、2,500円、3,500円、いずれも税別、事前予約制)を用意する。
下田さんは「ローズガーデンのために土から入れ変え、毎週月曜に佐賀バラ会指導を仰ぎ、約60人の社員で毎日草取りを行い、繊細なバラを大事に育ててきた。来て良かったと思ってもらえるとうれしい。秋にもバラフェスタの開催を目指したい」と話す。
大浴場の立ち寄り入浴は、大人=800円、小学生以下=400円、3歳未満無料。6月17日まで。