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佐賀のデザイン事務所が「がばいさがたおる」販売へ 佐賀の方言をデザイン

「がばいさがたおる」を手にするHANAデザイン事務所の北島久美子さん(右)と狩峰ゆかりさん(左)

「がばいさがたおる」を手にするHANAデザイン事務所の北島久美子さん(右)と狩峰ゆかりさん(左)

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 「HANAデザイン事務所」(佐賀市嘉瀬町扇町)が11月、佐賀弁をあしらった「がばいさがたおる」の販売を始めた。

「がばいさがたおる」

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 地元企業のチラシや名刺製作などを手掛ける同社。社長の北島久美子さんによると、2016年2月に佐賀県から「個性と感性と笑顔があふれるオンリーワンデザイン商品の開発と販売システムの確立」という経営革新計画の承認を受けたことから、佐賀らしいオリジナル商品の開発に着手したという。

 同社では第1弾商品として昨年夏、「ぬっ(寝る)」、「つーつらつー(すらすらと)」、「ちんにぐっ(逃げる)」、「おいんと、うちんと(私のもの)」など50種類以上の佐賀弁をあしらった「佐賀弁缶バッジ」を製作した。バッジを買った地元民から「そがん言うね(そうゆうね)」、「うちんとこは言い方違うばい(私の地区では言い方が違う)」とさまざまな反応があったという。

 第2弾として今年春、佐賀弁をデザインに取り入れたタオルの製作を思いついたという。「話題になるだけでなく、ちゃんと使ってもらえるタオルにしたい」と、大きさ、色、素材、デザインを半年かけて検討。「GABAI(がばい=すごい) SAGA」と佐賀弁をあしらったタオルを10月中旬に完成させた。

 今治タオルを使った同商品は、黄色をメインに配色した「ストロベリーバナナ」、茶色をメインに配色した「栗ぜんざい」の2種類にそれぞれ「GABAI SAGA」の缶バッジを付けて用意。11月の「シチメンソウまつり」の会場で販売したところ、地元民から反応がよく、これまでに200枚以上を売り上げているという。

 北島さんは「『使うたびに佐賀ば(を)思い出すタオル』として地元ネタの会話のきっかけになれば。今後、新たな色やサイズの展開など佐賀のことを佐賀弁で知ってもらう商品を作っていきたい」と意欲を見せる。

 価格は1枚=1,000円。佐賀バルーンミュージアムショップ「佐賀工房」、橋の駅ドロンパ、三重津みやげ「ホスムスカモス」などで販売する。

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