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佐賀・三重津海軍所跡に土産店「ホスムスカモス」 地元若者による交流の場創出目指す

(右から)三重津みやげ「ホスムスカモス」の池田和俊さん、池田亜希子さん、黒岩麻美さん

(右から)三重津みやげ「ホスムスカモス」の池田和俊さん、池田亜希子さん、黒岩麻美さん

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 世界遺産登録されている「三重津海軍所跡」(佐賀市川副町早津江)近くに7月3日、土産店「ホスムスカモス」(TEL 0952-45-3394)がオープンする。

6月5日にプレオープンした「ホスムスカモス」

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 佐賀のノリや干物をイメージする「干す」、佐賀の蒸しまんじゅうや海軍所の蒸気船から字をとった「蒸す」、みそやしょうゆなどの発酵食品や「雰囲気を醸し出す」から字をとった「醸(かも)す」の3語を組み合わせて名付けた同店。店主は佐賀市川副町で内装業を営む池田和俊さん。

 佐賀市南商工会青年部で市内の夏祭りやイベントなどに参加し、地域を盛り上げる活動を続けてきた池田さんは、アフリカや東南アジアを20代前半に訪ねた時に感じた「地元を愛する気持ち」を自分の地元でも何か形にしたいと考えていたという。

 2015年7月、三重津海軍所跡が「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産登録されたことから、「自らが発信の場所をつくり、地元愛ある若者が集まり、観光客にみやげ物とともに感じてもらえる場を作りたい」と昨年11月、店を開くことを決めた。

 昨年12月からは商工会青年部の仲間や賛同者を集めワークショップを開き、店のコンセプトとともに店名も決め、元タクシー会社の発着所だった建物を店舗に改装した。本業の傍ら、店のコンセプトに沿った商品を製作する地元メーカーを次々と回り、同店オリジナル商品の開発も予定する。

 池田さんは「魅力あふれ、自慢したい地元の人たちが普段着のまま集まれる店にしたい。地元の匂いと私たちが集めた佐賀みやげを客に感じに来てもらいたい。三重津が世界とつながっていた場所であったように、この店も佐賀の人の思いが世界につながって行く場所にしたい」と意気込む。

 7月3日は「ホスムスカモスDEつなぐ」をテーマに冨永ボンドさんのライブペイントとボンドアート体験、飛鳥工房(佐賀市諸富町)のスプーン作り体験など地元の人が協力するオープニングイベントを開く。

 営業時間は10時~17時30分。月曜定休。

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