佐賀市文化会館(佐賀市日の出1)イベントホールで12月16日、在住外国人が企画する「チャリティクリスマスパーティ」が開かれる。
佐賀在住の外国人が 「日頃お世話になっている佐賀に恩返しを」と1989年に日本人を招待してクリスマスパーティーを開いたのが始まりで、毎年約500人が集まるというイベントは今年で29回目。
「ザ・パーティプロジェクト」という外国人など約70人のボランティアグループが企画、地元の日本人も企画、準備、運営に参加することで国際交流のきっかけになっており、事務局の荒木孝一さんによると、このパーティーをきっかけに外国人宅に日本人を招待するホームステイの約束や、海外留学時のサポート、中にはカップルが生まれ国際結婚につながったこともあるという。開催を通じて得た収益は福祉施設、児童養護施設や団体に寄付しており、その額はこれまでの開催で約1800万円になった。
当日はターキーや軽食を含む立食バーティーを予定。国際バンド演奏、キャンドルを灯したクリスマスキャロル合唱、中国やアフリカの民族舞踊、外国人参加者がサンタクロースに扮して子供たちの願いごとを聴くという「サンタにお願い」コーナーなどを用意する。
荒木さんは「国際交流のきっかけに、また、チャリティーを通じて困った人を助ける『クリスマス・スピリット』の気持ちも共にしたく、今年も多くの方に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は18時~21時。参加費は中学生以上前売り券=2,000円、当日券=2,500円、小学生=500円、幼児=無料。前売り券は佐賀市文化会館と佐賀玉屋プレイガイドで販売する。