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ハンドメード作家が佐賀産玄米使った「エコカイロ」 草木染めでカラー展開

「玄米カイロ」をPRする吉原亜樹さん

「玄米カイロ」をPRする吉原亜樹さん

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 佐賀市富士町在住のハンドメード作家の吉原亜樹さんが10月10日、地元産玄米を使ったエコカイロの新作を発売した。

「玄米カイロ」商品 右=おなか用ピンク(裏面)、中央=おなか用イエロー(表面)、左上=目用ピンク(表面)、左下=目用グリーン(表面)

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 豆や穀物を蓄熱材として使った自然素材のエコカイロは、電子レンジで加熱すると豆や穀物が持つ水分が蒸気となり放熱し40度ほどに温まるしくみ。15分ほど持続した後緩やかに冷めていき、そのまま置いておけば空気中の蒸気を吸って復活するという。

 以前から冷え性で体を温める方法をいろいろ試すうち、自然素材のエコカイロを知った吉原さん。地元で採れいつも自宅にある玄米でも作れると分かり、「自分と同じように冷えで悩む人は多いはず。今までハンドメード作品で手掛けてきた草木染めと組み合わせてオリジナルの玄米カイロを作ってはどうか」と商品化を決めたという。

 2016年11月に発売した第1弾は、佐賀市富士町産の玄米に米ぬかと天日干しの塩を混ぜたものを、2枚重ねにして強度と柔らかさを出した綿100%ガーゼで作った袋に入れて本体を作った。カバーは「生理用布ナプキンにも使われているほど肌に優しい」という国産無漂泊ネル生地を草木染めしたもので、アカネの木の根で染めたピンク、佐賀市富士町産タマネギの皮で染めたイエロー、同ヨモギの葉で染めたグリーンの3色をそろえた。縫製は「丁寧な作業で信頼している」という布小物のハンドメード作家に依頼。好評を得て2017年春まで販売したという。

 今冬販売する第2弾について、吉原さんは「塩は、粒が大きくて布目から漏れにくく触れたときの適度なゴツゴツ感が心地良い岩塩に変えた。米ぬかは、香りは良いが電子レンジで加熱しすぎると焦げる可能性があるため入れないことにした」と改良点を説明する。価格は、本体とカバーを合わせ、おなか用=3,500円、目用=2,500円。

 吉原さんは「材料や作り方にこだわり、頭の中に浮かんだアイデアを形にするプロセスを楽しんでいる。購入者から『癒やされた』『冷えが改善した』と喜んでもらえるのがうれしい。今後も作り続け、冬だけでなく夏の冷房対策にも使うなど年間を通してそばに置いてもらえる存在になれたら」と話す。

 購入はブログとフェイスブックページで受け付ける。

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