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佐賀の劇団「斜陽」が構想10年の舞台 地元で初上演へ

「ラ・プランシュ」出演者

「ラ・プランシュ」出演者

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 佐賀市交流センターエスプラッツホール(佐賀市白山2)で8月19日・20日、地元の演劇ユニット「斜陽 Motion Picture Sound Track(モーション・ピクチャー・サウンド・トラック)」による舞台演劇「ラ・プランシュ」が上演される。

「ラ・プランシュ」をPRする脚本・演出の穂村さん、主演のいくみさん

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 佐賀で舞台演出や役者の活動をしていた穂村和彦さんが2005年、仲間とのイベント出演をきっかけに立ち上げた同ユニット。同作品の案を考えついたのは10年前だという。

 年1回程度のペースで地元公演を続けながら、同作品の構想を練り続けてきた。「10年間で自分自身も成長できたと思うし、新しい役者との出会いもあり、劇団として表現の幅が広がった」と「機が熟した」と感じ、同作品の公演を決めたという。

 脚本と演出は穂村さんが担当。出演は同劇団メンバーのほか、地元で活動する若手役者もキャスティングした。ストーリーは、主人公の少女が迷い込んだ森の中に住むいろいろな人たちと出会うもの。「登場人物の日常に静かに変化が起き、それぞれ自分にとって大切な『何か』に気付いていく様子を描いた」と穂村さん。タイトルの「プランシュ」の直訳は「板」、演劇用語で「舞台」そのものを意味する。「公演の最後まで見届け、タイトルが持つ意味を見る人なりに解釈してほしい」とも。

 穂村さんは「10年前から温め続けてきた物語を最高のメンバーで公演できるのがうれしい。見る人それぞれが登場人物の中に自分を投影し、自分にとって大切な『何か』に気付くきっかけになれば」と話す。

 3回公演で、開演は19日=19時、20日=14時・18時30分。入場料は、大人=2,000円(当日2,500円)、高校生以下=1,500円(同1,500円、当日学生証の提示が必要)。チケットの予約は同劇団チケット予約フォームで受け付ける。

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