ICTスクール「NEL」(佐賀市駅前中央1、TEL 0952-37-7564)で7月24日、子ども向けのプログラミング体験「夏休み子ども特別講座 iPadで創作」が開かれた。主催は、教育ICT専門のコンサルティング会社「NEL&M(ネル・アンド・エム)」。
ゲーム機やスマートフォン、タブレットなど、インターネットやICT機器に囲まれる環境にある子どもたちに、ICTや情報を活用する能力を身につけてほしいと2014年4月の同校開校時から続く同講座。校長の田中康平さんは「子どもたちが持つ自由な発想を、プログラミングや写真加工、動画作成などで表現し、伝える喜びを感じてほしい」と話す。
今回は5歳~12歳の子どもたちがiPadでプログラミングアプリ「Scratch Jr(スクラッチジュニア)」や、絵本を作るアプリ「ピッケのつくるえほん」を使い、約1時間かけて作品作りを体験。参加した子どもたちは最後に完成した作品を発表した。
田中さんは「小学校でプログラミング教育が必修化されるという発表を受け、ICT教育についての親からの問い合わせが増えており、大人は期待や不安を感じている一方、子どもたちは大人が持つような先入観なしにiPadを使い、制作や表現活動を楽しんでいる。最低限の機器の使い方は教えるが、教えすぎず、ICTを使って子どもたちのやりたいことを引き出していきたい」と話す。