宿泊施設を備えた体験型複合施設「スノーピークグラウンズ吉野ヶ里」(神埼市神埼町鶴字馬群)が3月18日、吉野ヶ里歴史公園内にオープンする。
「スノーピーク吉野ヶ里キャンプフィールド&ヴィラ」の物見櫓をモチーフにしたコテージ「風ノ庵」外観イメージ
吉野ヶ里歴史公園は、1991(平成3)年に国の特別史跡に指定された国内最大規模の弥生時代環壕集落「吉野ヶ里遺跡」を核とする公園。遺跡の保存・活用を図るため、1992(平成4)年に閣議決定を受け整備された国営公園区域54ヘクタールと、国営区域の周囲に設置された県立公園区域63ヘクタールから構成し、年間約70万人が訪れているという。
佐賀県は、吉野ヶ里歴史公園全体の価値を洗練し、公園を拠点とした新たな人の流れを作るためのハード整備やソフトの取組などを推進する「吉野ヶ里歴史公園官民連携プロジェクト」を2021年から展開。佐賀県初のパークPFI(公募設置管理制度)の活用事業として2023年3月、アウトドア用品、キャンプ場などを手掛けるスノーピーク(新潟県三条市)を代表企業とする共同企業体を公募設置等予定者として選定。県立公園区域の西口エリアと北口エリアで施設整備を進めてきた。
今回開業する「スノーピークグラウンズ吉野ヶ里」は宿泊施設を備えた体験型複合施設で、複合施設エリアにはスノーピーク直営店やレストラン「みつせ鶏本舗」、スターバックスが出店するほか、佐賀県内の地場産業が連携して展開するローカルブランド「SAGA COLLECTIVE(サガコレクティブ)」が初めて常設ブースを構える。ブックディレクター・幅允孝さんがプロデュースする「野と歴史をつなぐライブラリー」では、「歴史×地域×野遊び」をテーマに、吉野ヶ里歴史公園や周辺観光スポットを楽しめる情報カード「風土図鑑」を展示。地域や歴史、野遊びを体感できるよう用意するという。
4月18日に運営を始める「スノーピーク吉野ヶ里 キャンプフィールド&ヴィラ」は、弥生時代の建造物をモチーフにした宿泊施設と、160サイトを構える九州最大級のキャンプフィールドで構成。「北口」エリアにはフリーサイトと竪穴住居をモチーフにしたキャビン「火ノ庵(ひのいおり)」を設け、今回新たに開設する「新西口」エリアにはフリーサイトと物見櫓をモチーフにしたコテージ「風ノ庵(かぜのいおり)」を配置。日帰りプランや手ぶらキャンププランを用意し、遺跡の景観を眺めながら歴史と自然が融合したキャンプ体験を楽しめるという。