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三日月の焼き菓子店「コミカ」が2周年 念願の店、佐世保から通い営業

焼き菓子店「Comica」の外観

焼き菓子店「Comica」の外観

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 三日月小学校近くの焼き菓子店「Comica(コミカ)」(小城市三日月町三ヶ島)が9月22日で2周年を迎えた。

焼き菓子店「Comica」で販売する「Takedayaジャム」

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 店主の武田祐子さんは長崎県佐世保市在住。「お菓子屋を開きたい」と思っていたが、子育てで開業が難しかった。代わりに有名なパティシエの元で学んだり、専門学校の通信教育で学んだりし、佐世保市内の菓子店で5年ほどアルバイトとして経験、その後、手作りジャム作りの製造・販売を始めた。ジャム作りを始めて10年たった2023年。住宅設備会社を経営する武田さんの弟が三日月小学校近くに資材倉庫を建てる際、武田さんがいつも「お菓子屋を開きたい」と言っていたことを思い出し、菓子店開業を提案し、念願の店を開くに至った。

 ラインアップは、「Takedaya(たけだや)ジャム」(ブドウ、ミックスベリー、モモなど=800円、ミニジャム=350円)や「スペルト小麦入りかわいい型抜きクッキー」(300円)、「ピスタチオ入りフロランタン」(250円)、「発酵バターの絞り出しクッキー」(250円)など。クッキーなど焼き菓子は、佐賀県産小麦と北海道産のスペルト小麦を組み合わせ、菓子によって配合を変えて使っている。かき氷(500円~)や「水出しアイスティー」(300円~)、「レモンソーダ」(300円)なども販売する。

 武田さんは「毎週のように来てくださるお客さまもいるが、まだまだこれからで、お菓子屋を開く後押しをしてくれた弟には感謝しかなく、早く恩返しできるようにしたい。営業日は佐世保から往復3時間かけて通っているが、移動の時間もお菓子のことを考えられて充実しており、成長した子どもたちも時々手伝ってくれる。大学生の娘は管理栄養士目指して頑張っているのもうれしい。この店をもっと盛り上げて、いずれ、スコーンとイギリスのクリームティーを提供するティーハウスが開けるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。

 営業は金曜~月曜の11時~17時。

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