佐賀市が「佐賀のり」使った「食べられる名刺」プロジェクト始動へ 「のり名士」就任式も

「のり名士」就任式の様子

「のり名士」就任式の様子

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 佐賀市が2月6日、「佐賀のり 名刺のりプロジェクト」を始動した。

「名刺のり」

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 同市によると、「佐賀のり」は全国のノリ生産量の約4分の1を占め、販売量共に13年連続日本一を誇る。生産量が安定していなかった時代は、有明海で生産されるノリを「有明のり」の名称で販売してきたことから、現在も名残で「有明のり」として販売されることが多いという。

 「佐賀のり」のブランド名を広く知ってもらおうと、「のりの日」の2月6日に合わせて、佐賀のりを愛する人を「のり名士(めいし)」と呼び、食べられる名刺「のり名刺」を配る同プロジェクトを企画した。

 同日、福岡市内では「のり名士」就任式が行われ、「佐賀県有明海漁業協同組合」代表の徳永重昭さんや同漁協関係者、古湯温泉のおかみ、有明海ご当地キャラクターの「有明ガタゴロウ」などが就任した。

 「のり名士」たちは、レーザーカット技術でノリに自分の名前と、「バルーン」など佐賀を表現するイラストをデザインした「名刺」を受け取り、早速、福岡市内の百貨店などでの配布を行った。

 「のり名士」による「のり名刺」配布は、プロジェクト期間の3月6日まで行う。秀島敏行佐賀市長、お笑い芸人で佐賀市プロモーション大使の「はなわ」さんなど、計50人に各100枚ずつ渡し、県外の人などへのPRに活用してもらうという。

 同プロジェクトに合わせ、動画「W・R・S・B」「みえない世界遺産、みえつ。」の映像を担当した三寺雅人さんが、「のり名士」のドキュメンタリー番組風プロモーション映像を制作し、特設サイトで公開を始めた。

 佐賀市秘書課シティプロモーション室の山口恭平さんは「レーザーカットに適したのりの選定やカット作業などのり名刺の作成にとても苦労した。名刺をもらった人はおいしいうちに早く食べてほしい」と話す。

 「市民からは、私も作りたいとの声が寄せられている。すぐには答えることはできないが、佐賀のりを楽しくPRしてもらえるよう、メーカーと相談したい」とも。

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