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JR九州が「QRチケレス」導入 佐賀駅発着特急も、改札にQRリーダー

JR九州の「QRチケレス」に対応する自動改札が設置された佐賀駅改札口

JR九州の「QRチケレス」に対応する自動改札が設置された佐賀駅改札口

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 JR佐賀駅を発着する特急列車「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス」「かささぎ」利用客向けに9月26日、QRコードを使ったインターネット列車予約のチケットレスサービス「QRチケレス」が始まった。

「QRチケレス専用通路」の表示があるJR佐賀駅の改札口

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 JR九州が提供する「インターネット列車予約」は、九州新幹線・山陽新幹線を中心にJR九州やJR西日本の特急列車の切符をネットで予約できるサービスで、乗車日1カ月前の10時から乗車6分前まで予約できる。ネット限定の割引切符も販売しており、佐賀駅~博多駅で在来線特急列車の指定席を窓口などで購入すると乗車券を含めて2,660円(繁忙期を除く)のところ、「九州ネットきっぷ」では1,150円で購入できる。これまではネット予約後、指定席券売機で切符の受け取りが必須だったことから、混雑時には佐賀駅でも券売機に長い行列ができることがあり、今年4月には「インターネット列車予約」を利用した切符の受け取りに対応するクレジットカード専用券売機1台を増設するなどの対応をしていた。

 今回、サービスを始めたQRチケレスは、「九州ネットきっぷ」などの九州内で完結する主な企画商品を予約し、「QR乗車」を選択すると、スマートフォンのアプリなどにQRチケットを発行。乗車時・降車時に、改札口に新たに設置されたQRリーダー付きの自動改札機やQRリーダーにQRチケットかざすと、改札を通過できるようになり、指定席券売機での切符の発券が不要となる。QRチケレス利用にはオンラインでのクレジット決済が必要で、改札等通過時にインターネットにつながった環境でQRコードをかざす必要がある。

 佐賀駅からの利用可能切符は「九州ネットきっぷ」の博多駅まで(1,150円、子ども750円)や小倉駅まで(2,410円、同1,200円)、西九州新幹線へ乗り継ぐ「かもめネットきっぷ」の浦上駅・長崎駅まで(4,100円、同2,040円)や「私たちも、かもめ。早特7」の浦上駅・長崎駅まで(3,000円、同1,500円、7日前までに要予約)。九州新幹線を利用するインターネット列車予約では「QRチケレス」を利用できない。

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