「いづみや珈琲(コーヒー)久保泉店」(佐賀市久保泉町川久保、TEL 090-4351-5767)が県道佐賀脊振線・川久保郵便局近くにオープンして、5月6日で1カ月がたった。
珈琲焙煎(ばいせん)専門店を経営する「いづみやコーヒーロースターズ」(兵庫南1)が開いた2号店。いづみや珈琲は、現社長の前山治彦さんの父が1954(昭和29)年に創業。当初は日本茶の販売がメインだったが、徐々にコーヒーにシフトし、後に現在の社名に改めた。2001(平成13)年に現在の本社を構える兵庫南の土地と建物を取得し、市内の天神から移転。県内の官公庁や事業所、学校などを中心に自社焙煎したコーヒーを販売するほか、店内では個人向けの販売も行っている。
久保泉店を開いたきっかけは、知人から土地の買い取りの相談があったことから。近年、毎年のように影響を受ける大雨により、これまで浸水はしてないものの、多くのコーヒーを保管する倉庫のリスク回避が課題だったことから、市北部の同所に、焙煎所や倉庫を併設したカフェを4月6日に開いた。
カフェのラインアップは、同社が販売するコーヒーのうち、ブレンドのほか、アフリカや北米、中米、南米など50種類をドリップで1杯220円~330円で提供。店内ではこれらのコーヒー豆も販売するほか、コーヒードリッパーやドリップポッドなどのコーヒー機器も販売する。
前山さんは「新たな顧客の来店もあり、今後に期待できるが、生活の中でコーヒーを手軽に楽しんでもらうにはまだまだ余地がある。新たな拠点のスペースを生かして、例えば軽トラ市を開くなど、近隣の人が集まる場を作るなど仕掛けをしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は9時~17時。月曜定休。