佐賀玉屋(佐賀市中の小路)南館2階に3月29日、「カフェクレア」がオープンする。
1806年に現在の小城市牛津町にて荒物商で創業。1933(昭和8)年に九州5番目の百貨店として、佐賀市呉服町に「佐賀玉屋」を開業。開業91年目の今年2月、不動産会社「さくら」(京都市下京区)に事業譲渡し、同社の子会社になった。新たな経営体制となった2月、2026年までに本館を建て替え、百貨店やテナントのほか、上層階にシティーホテルを開業することを発表した。
今回オープンするカフェは、「さくら」と事業連携し九州各地のショッピングセンター内フードコートの飲食店を運営する「OJフードサービス」(京都府城陽市)が、昨年8月まで営業していた南館2階の飲食スペースに独自ブランドのカフェを開く。同社の百貨店出店は初という。席数は、屋内席=30席、テラス席=12席。
メニューは、新たに導入した銅板を使い提供する「手焼きホットケーキ」(1枚490円~、ドリンクセット860円~)をメインに、「クレアのナポリタン」(800円、同1,150円)、「ほうれん草とサーモンのクリームパスタ」、「欧風ビーフカレー」(以上830円、同1,180円)、「カツカレー」(1,150円、同1,400円)を用意。「ケーキセット」(800円)や「焼き菓子セット」(650円~)も提供する。
「OJフードサービス」九州事業部の高橋正尚部長は「古き良き喫茶店をコンセプトに、お客さまとの会話を大切にしながらも落ち着いた雰囲気を出していきたい。地元の人たちに日頃から利用してもらい、『玉屋に来たら必ず寄りたい』と言われる店を目指したい」と意欲を見せる。
佐賀玉屋マーケティング部門マネジャーの篠原圭太さんは「『買い物して喫茶でゆっくり時間を過ごす』という当店のお客さまのルーティーンに『カフェクレア』が加わることで、今後、お客さまとの関係性をさらに深めていきたい」と話す。
営業時間は10時30分~17時(ラストオーダー)。