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佐賀市が「マンホールカードお守り」 「落ちない」「滑らない」にあやかる

「マンホールカードお守り」をアピールする佐賀市上下水道局職員

「マンホールカードお守り」をアピールする佐賀市上下水道局職員

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 佐賀市上下水道局が現在、市のマンホールのふたをデザインした「マンホールカードお守り」を配布している。

合格祈願お守り袋にマンホールカードを封入する佐賀市上下水道局職員

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 生活インフラに欠かせない下水道を情報発信で改めて知ってもらう機会を増やそうと国土交通省や日本下水道協会、民間企業などで構成する「下水道広報プラットホーム(GKP)」が、各地のご当地マンホールをコレクションにてもらえるようにと展開する「マンホールカード」。2016(平成28)年4月に第1弾の配布を始め、これまでに全国681自治体・3団体が累計1002種類のカードを配布している。佐賀市では2016年8月から旧佐賀市にある「有明海とムツゴロウ」をデザインしたカードを、2021年4月から佐賀バルーンミュージアム前に設置する「ロマンシング佐賀」のカード、それぞれを配布している。

 今回、配布している「マンホールカードお守り」は、下水道で使われている円形のマンホールのふたが構造上、傾けても「落ちない」、歩いても滑りにくい加工で「滑らない」という縁起の良さにあやかり、マンホールカードを入れる合格祈願お守り袋を用意。知恵の神様・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を本尊として祭る「乙文殊宮(おつもんじゅぐう)」(大和町上都渡城)にお守りを持ち込み、合格祈願をした。国土交通省によると、「マンホールカードお守り」の取り組みは、香川県高松市や丸亀市、長崎市など全国各地に広がっているが、県内では佐賀市が初めてという。

 下水プロジェクト推進部の内山茂久さんは「マンホールのふたの安全性PRと、中高校生を中心とした若年層に、下水道に関心を持ってもらうために制作した。受験シーズンに突入しているが、マンホールのお守りでも受験生を応援できればと考えているので、市内の配布場所でぜひ手に入れてほしい」と話す。

 配布枚数は合計1000枚。佐賀市青少年センター、佐賀市上下水道局(平日のみ)、佐賀市下水浄化センター(同)、佐賀市大和支所(同)、東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」(土曜・日曜・祝日のみ)で配布する。配布時間はいずれも9時~17時。1月31日まで。

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