イギリスのアニメ「ひつじのショーン」とコラボした謎解きゲーム「『ひつじのショーン』なぞなぞホリデー in佐賀」が現在、佐賀市内で開催されている。主催は佐賀県交通政策課。

「SAGAMADO」で配布する謎解きゲーム「『ひつじのショーン』なぞなぞホリデー in佐賀」冊子

　自家用車での移動が前提のライフスタイルから、徒歩や自転車、公共交通を利用し「歩くライフスタイル」への転換を目指し、2019年から展開する「歩こう。佐賀県。」プロジェクトでは、バス停の運賃を無料とする「路線バス運賃無料DAY」や「さがバスまるっとフリーDAY」などの取り組みを行っている。

　今回コラボする「ひつじのショーン」は、イギリスのアニメーションスタジオ「アードマン･アニメーションズ」が制作し、パペット（人形）を使って撮影したストップモーションアニメーション。イギリスでは2007（平成19）年からテレビ放送。日本でも同年から2021年にかけて複数のシリーズが放送されたほか、世界170カ国で展開する。

　今回、子どもたちがバスに親しみを持つきっかけにしたいと、佐賀市内を徒歩やバスで巡りながら、各所にちりばめられた謎を解き明かす謎解きゲームを企画。「佐賀までバカンスにやってきたショーンたちが道中、謎めいた紙を拾う。全ての謎を解くと佐賀の秘密が分かるかも」というストーリー。5問中3問の謎を解き、合言葉を手に入れるとオリジナルの「ひつじのショーンBIGシール」を進呈。ゲームクリア後のアンケート回答者から抽選で賞品も当たる。併せて、「昭和バス」の佐賀駅バスセンターを発着する路線バス「古湯線」「中極線」「東山田線」に「ひつじのショーン」を描いたラッピングバスを3月末まで運行している。

　県交通政策課の土谷和紀さんは「佐賀では子どもの頃にバスなど公共交通に乗る機会がなく、路線バスの乗り方を知らない大人もいるという話もあり、今回の企画通じて、子どもたちがバスに乗るきっかけの一つになれば。今月中の水曜・日曜は県内のバスが無料で利用できるので、併せて活用してもらえれば」と話す。

　参加無料。イベント実施時間は9時30分～18時。冊子は佐賀駅近くの「SAGAMADO」や佐賀駅バスセンター、佐賀県庁新館1階「行政の窓口」で配布する。1月31日まで。