佐賀市内では昨年10月以降、古くから営業する食堂や喫茶店、レストランの閉店が相次いでいる。
佐賀市役所近くの愛敬通りでは昨年12月末、食堂「千福」(愛敬町)が閉店。ちゃんぽんやカツ丼、カツカレーなどの単品メニューのほか、日替わりや野菜炒め、豚カツなどの定食も提供し、出前にも対応していた。閉店告知には「これまで50年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。50年間商売とても楽しくさせていただき感謝しています」と店の入り口に掲示。営業に幕を閉じた。
本庄町・空港通りの食堂「みなみ」(本庄町袋)も12月末で閉店。ボリューム感のあるカツ丼や皿うどんなどを提供していたが、50年の歴史に幕を閉じた。
ほかにも、ちゃんぽんや皿うどんを提供し、1922(大正11)年から101年間営業した大財通りの食堂「春駒」(高木町)も10月末で閉店。ハンバーグ定食などを提供し、1981(昭和56)年から42年間営業した国道208号線沿いの「ファミリーレストランいけだ」(新郷本町)が11月末に閉店。シシリアンライスなど幅広く提供し、1974(昭和49)年から49年間営業した佐賀玉屋近くの喫茶店「アリユメ」(中央本町)も閉店した。