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今年も「さがバスまるっとフリーDAY」 週2日、県内バスの運賃無料に

「さがバスまるっとフリーDAY」を案内する佐賀駅バスセンター

「さがバスまるっとフリーDAY」を案内する佐賀駅バスセンター

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 1月の毎週水曜・日曜に佐賀県内のバス停で降車する際、運賃が無料になる「さがバスまるっとフリーDAY」が1月3日、始まった。企画は佐賀県地域交流部交通政策課。

「さがバスまるっとフリーDAY」での運賃無料と対象外の考え方

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 自家用車への過度な依存から、徒歩・自転車・公共交通も利用し「歩くライフスタイル」への転換を目指し、2019年から実施する「歩こう。佐賀県。」プロジェクトの一環。普段はマイカーで行く所も、徒歩やバスに乗るとスピードや目線が変わることで普段のまちの見え方が変わり、新たなまちの魅力に気づくきっかけを作りたいと、さまざまな施策を展開しており、佐賀県内で運行する全ての路線バス会社とコミュニティーバスなどの運賃が無料になる取り組みは昨年1月・2月に続き2回目。佐賀市営バスによると、昨年の実施期間中の利用者数は、一昨年7月に実施したバス利用者乗降調査数との比較で、水曜が37%、日曜が61%、それぞれ増加。満車による増便対応を行った路線もあったという。

 無料対象路線は、佐賀県内を運行する昭和バス、佐賀市営バス、祐徳バス、西鉄バス、西肥バス、JR九州バス、ジョイックスバスと、県内の各市町が運行するコミュニティーバスなど。佐賀県内での乗降に加え、佐賀県外から乗車し県内のバス停で降車する際にも運賃が無料となることから、佐賀駅から唐津大手口(通常大人1,200円)や、佐賀駅から武雄温泉駅(同1,000円)も無料乗車が可能になる。なお、佐賀県内で乗車し佐賀県外で降車する場合は通常運賃が必要で、佐賀県内区間のみの割引も適用されない。高速バスと、市町が運行する一部の予約型乗合タクシーは対象外となる。

 運賃無料となるバスの利用には事前の申請や登録などの必要はなく、乗降時のICカードのタッチも不要だが、佐賀市営バス以外のバス利用時は乗車時に整理券を取る必要がある。

 今回の運賃無料実施期間中、SAGAアリーナでは7日にミュージカル「佐賀の夜の夢」公演、14日に羽生結弦さん単独公演、21日・31日にBリーグ「佐賀バルーナーズ」ホームゲームを予定しており、県外からもバス利用が見込まれる。バス路線の検索に佐賀県は、グーグルマップで公共交通を指定した経路検索や、MaaSアプリ「my route」の利用を呼びかけており、いずれも県内のバス全路線に対応しているという。

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