佐賀中心街の恵比須像をテーマにしたリアル謎解きゲーム「仮面の怪盗と宝珠の謎-EBISU830-」が12月1日、始まった。主催は「恵比須DEまちづくりネットワーク」(佐賀市呉服元町)。
リアル謎解きゲーム「仮面の怪盗と宝珠の謎-EBISU830-」に挑戦する子どもたち
佐賀市内に830体以上あり、その数が日本一といわれる恵比須像を通じて中心市街のにぎわいづくりを目指す同団体。「開運さが恵比須ステーション」(同)を拠点に、恵比須像の所在調査や観光客への恵比須ガイドツアー、恵比須に関連するイベントなどを企画している。「さが恵比須八十八ヶ所巡り」と題したスタンプラリーや、「佐賀城下ひなまつり」期間中には恵比須さん巡りスタンプラリーを毎年実施しているが、近年では参加者がリピーター中心となっていたことから、恵比須像を通じた街歩きの新たなきっかけを作りたいと、恵比須像をテーマにしたリアル謎解きゲームを今回、初めて企画した。
ゲームは、「NAZO×NAZO劇団」を運営する「ハレガケ」(東京都豊島区)が制作。参加するには、佐賀駅南のアンテナショップ「SAGAMADO」(駅前中央1)や「開運さが恵比須ステーション」で、「謎とストーリー」が書かれたキットを購入。ゲーム専用のLINE公式アカウントに登録し、ストーリーに沿って、オリジナルキャラクターと会話しながら謎を解き、物語を進めていく。ゲームをクリアした人には「開運さが恵比須ステーション」でクリア特典を進呈。平均所要時間2~3時間で、佐賀中心街の恵比須像も見学しながら、謎解きスポットでは、その場所に関する歴史や文化も学べる内容になっているという。
同団体で今回のゲームイベントを企画した音成亜美さんは「リアル謎解きゲームが広がっていることに目をつけ、若い世代やファミリー層などにも佐賀市の観光資源である恵比須を生かした街歩きをしてもらいたいと思っている。初めてでも参加しやすいゲームでありながら、問題は大人でも解きがいがあるので、謎解きゲームファンにも佐賀を訪れてほしい」と呼びかける。
参加費は1,500円。開運さが恵比須ステーションの営業時間は10時~17時(月曜と12月29日~1月3日は休館)。来年5月31日まで。