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佐賀商業高校生徒が佐賀市のバイオマスPR 「地元の取り組みをもっと知って」

佐賀市のバイオマスの取り組みをPRする佐賀商業高校3年生とPRキャラクター「ばいおますお君」

佐賀市のバイオマスの取り組みをPRする佐賀商業高校3年生とPRキャラクター「ばいおますお君」

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 佐賀商業高校情報処理科の3年生が11月12日・13日、佐賀県立森林公園(佐賀市久保田町徳万)で開催された「2016さが環境フェスタ」で、佐賀市バイオマス産業都市推進課と共同で市の取り組みをPRした。

「ボツリオコッカス」から作ったハンドクリームでハンドマッサージをする同校生徒

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 同科では3年次に応用的学習の一環として、生徒による会社組織「さが学美舎(まなびや)」を運営。幹部、管理部、研究開発部、販売部などに分かれ、同名のインターネットショッピングモールの運営や商品開発、地元企業のホームページ制作を行っている。2011年には当時の生徒がトマト発酵食品「八好(はっこう)美人」をはかた本舗(福岡市博多区)と共同開発し、宮島醤油(唐津市船宮町)の協力で製品化した。

 バイオマスの研究学習を始めたのは昨年3月、「佐賀市の清掃工場のごみ焼却で出る排ガスから分離回収した二酸化炭素(CO2)の販売事業に乗り出す」というニュースを見て、「ショッピングモールで販売できるのでは」と生徒の一人が考えたことから。実際にはネット販売できるものではなかったが、市の取り組みの深さを感じたということから、研究開発部のテーマに加えることを決めた。

 テーマに加えて2年目になる今年は、「東よか干潟ラムサール条約湿地登録1周年イベント」での清掃活動を始め、夏休みには神野公民館と共同で開催した「e-co(いーこ)ねっと」(環境講座)で手作り紙芝居「世界を救え!ミドリムシ!」読み聞かせを披露した。佐賀市清掃工場が開催した小学生向けイベント「佐賀わくわくサイエンス」では運営サポートするなど環境に関わる活動に積極的に取り組んだ。

 10月に稼働を始めた「アルビータ」(佐賀市高木瀬町)の「ヘマトコッカス」培養施設や、「デンソー」(愛知県刈谷市)が今年、熊本県天草市で稼働を始めた微細藻類の培養施設も訪問した。

 同フェスタでは、同校生徒12人がPRブースに立ち、これまでの活動紹介や「ボツリオコッカス」から作ったハンドクリーム「moina(モイーナ)」を使ったハンドマッサージ、「飲むミドリムシ」の試飲や販売を行った。生徒が手作りしたPRキャラクター「ばいおますお君」も初めて活動した。

 「さが学美舎」副社長で同校3年の川口さんは「私が好きな佐賀市が全国に自慢できる取り組みをしていることをこれまで知らなかったことが、実はちょっと悔しかった。私たちがPRすることをきっかけに佐賀市のバイオマス産業都市の取り組みがもっと広がるとうれしい」と笑顔を見せる。

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