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佐賀県、スマホ操作を教える「デジタルサポーター」養成へ 県内3カ所で研修

「さがデジタルサポーター」養成研修参加を呼びかける佐賀県行政デジタル推進課の楠田詞也さん、山口靖乃さん

「さがデジタルサポーター」養成研修参加を呼びかける佐賀県行政デジタル推進課の楠田詞也さん、山口靖乃さん

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 スマートフォン操作の簡単な相談に応じたり使い方を教えたりする活動を行う「さがデジタルサポーター」の養成研修が8月1日から、佐賀市民活動プラザ(佐賀市白山2)など県内3カ所で開催される。

「スマートフォンの先生になってみませんか」さがデジタルサポーター養成研修

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 スマートフォンの普及や行政のオンライン手続が進む中で、これらの情報通信機器を使える人と使えない人との間に生じる格差「デジタルデバイド」対策の一環として、佐賀県行政デジタル推進課が初めて企画。佐賀市、多久市、みやき町の県内3市町と共同で開催する。家族や親戚など身近な人に対して、また、サークルや自治会活動の場で、スマートフォンをこれまで使えなかった人に基本的な使い方を分かりやすく教えることができる人を養成し、「これまでデジタル機器が身近ではなかった人に、より身近に感じてもらう環境づくりを進めていきたい」としている。

 研修は、スマートフォンのカメラ・インターネット・SNSやキャッシュレスなどの基本操作を1対1で教えることができるよう目指す「基本コース」と、基本コースに加え、小規模の集まりでスマートフォンの基本操作を教えることができるよう、講師を行う上での心がけや進行のポイント、講習テキストの利用方法などを学ぶ「発展コース」の2コースで行う。佐賀市民活動プラザで開く「佐賀市会場」の日程は、基本コース=8月1日~3日の13時30分~16時30分、発展コース=8月1日~3日・7日・8日13時30分~16時30分。他会場の日程はホームページで確認できる。

 県行政デジタル化担当主査の楠田詞也さんは「現時点での申し込みは60代が多く、申し込み理由の中には『福祉施設で入所者とのコミュニケーションにスマートフォンを使ってもらうきっかけにしたい』などもあり、これからの講座に期待したい。講座の応募要件はないが、人に教えることが好きで、スマートフォンで電話、メール、カメラ、地図アプリなどの基本操作ができる人であれば受講可能。周囲に教えたい人がいる人はぜひ応募してほしい」と呼びかける。

 定員は各コース10人。参加無料。希望者は指定フォームから申し込む。応募者多数の場合は選考。締め切りは、佐賀市会場=7月24日、多久市会場=9月4日、みやき町会場=10月17日。

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