体験型展覧会「魔法の美術館」が7月15日、佐賀県立美術館(佐賀市城内1)2・3・4号展示室で始まった。主催は佐賀新聞社。
これまで全国38都道府県で約100カ所、韓国・中国・台湾でも開催された同展。光や影、音などで構成する新たなアートを夏休みの子どもたちや家族連れに楽しんでもらおうと、佐賀で初めて開催する。
同展では、坪倉輝明さんの「七色小道」「展覧会の絵」など4作品、藤本直明さんの「Immersive Shadow: Bubbles」など3作品、本多大和さんの「ユビサキに咲く」など2作品を含む9組のアーティスト合計15作品を展示。いずれの作品も触れたり、作品の前で体を動かしたりすることで作品の変化を直感的に楽しめる。展示初日の15日も開館直後から多くの家族連れが訪れ、子どもたちが作品に触れたり、動いたりして反応を楽しんでいた。
営業局事業部長の名古屋竜磨さんは「他県で開催された『魔法の美術館』での体験を経て、佐賀でも企画したいと思っていた。子どもだけでなく大人でも面白いと感じてもらえる。子どもには展示での体験通じて発想の幅が広がれば」と話す。
開館時間は9時30分~18時(最終入場は17時30分)。入場料は、大人=1,100円、子ども(3歳~高校生)=500円、2歳以下無料。ペア(一般+子ども)=1,500円。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。8月27日まで。