佐賀・昭和橋通りの温泉施設「こもれび」(佐賀市神園6、TEL 0952-32-4126)が4月26日で1周年を迎えた。
ガソリンスタンド運営などの自動車関連事業や住宅関連事業を手がける「最所産業」(福岡県久留米市)が開いた同社3カ所目となる温浴施設。開設に合わせ、運営会社「湯どころ」(佐賀市神園)を立ち上げ、2020年3月から1年2カ月かけ、同地の地下1126メートルまで掘削し、泉温約45度、ナトリウム炭酸水素塩泉を掘り出した。
浴場は、露天の岩風呂、電気風呂や炭酸泉などに加え、5室の家族湯を用意。サウナは、フィンランド式のオートロウリュを採用。フィンランド語で「大きい」という意味を込めた男性の「ISO(イソ)サウナ」は国内最大級だという70人を収容でき、室内に大型スクリーン2面を設置。フィンランド語で「香り」という意味を込めた女性用の「HAJU(ハユ)サウナ」ではアロマの香りを楽しめるほか、外気浴スペースにバレルサウナを設置した。男女共に、ロウリュした蒸気をタオルやうちわで熱波師があおぐパフォーマンス「アウフグース」を行う。レストランは、地元食材を使った和洋食、つまみやデザートなどを幅広く提供する。
久保光平支配人は「有名『アウフグーサー』によるイベントなどさまざまな企画を行い、遠方からサウナ目指して来てもらっている。アウフグースの世界大会出場を目指し、パフォーマンス向上を目指すスタッフが出てきたり、当館きっかけで『サウナの入り方を教えてほしい』というお客さんがいらっしゃったりと、今後が楽しみ。もっと多くの人にサウナ体験を届けていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は9時~翌1時(日曜は7時~)。入館料は、平日=大人980円・子ども500円、土曜・日曜・祝日=同1,080円・同550円。朝風呂(7時~9時)は、大人=880円、子ども=450円。