ラナカフェ(神埼市神埼町神埼、TEL 0952-53-3687)が「櫛田宮(くしだぐう)」拝殿西側の安居寺境内に移転して3カ月がたった。
川頭慶裕さんと妻の環さんが2010(平成22)年、神埼市内の国道34号線沿いに開いた同店。12年にわたり営業してきたが、大家から「建物が古く、いずれ取り壊したい」と言われたことから移転を決め、安居寺の坊守を務める知人から「寺を活用してほしい」と提案されたことから移転先に決め、6 月21日にオープンした。席数は座敷席メインの19席。
「おひるごはん」(11時~14時)のメニューは、野菜中心の食材を使った前菜盛り合わせ、小鉢、蒸し物、揚げ物、ご飯、汁物とケーキセットを合わせた「あんご寺御膳」(2,000円)、「お子さまプレート」(1,000円)を用意。2週間ほどで内容を入れ替えて提供する。「おやつタイム」(14時~16時)のメニューは、「やきピザセット」「おやつセット」(以上1,000円)。コーヒー(500円)や紅茶(600円)などのドリンクメニューも用意する。廊下には、使用済みの器をリサイクルする活動のコーナー「はるとなり」を設ける。
環さんは「移転前の店と比べて、寺の雰囲気も意識し、より和を取り入れたメニューに変えた。近所の人でも、神社に隣接する形で寺があることを知らなかったという人も多く、静かな雰囲気の中でリピーターも多い。このカフェを通じて、地元・神埼の盛り上げに役に立ちたい」と話す。
営業時間は11時~16時。日曜・月曜定休。