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佐賀酒応援団体「チームサガサケ」が新酒「小さな森」 佐賀大開発の酒米使用

日本酒「小さな森」完成を山口祥義・佐賀県知事に報告に訪れた「Team SAGASAKE」の(左から)金子明子さん、進智恵さん、「基山商店」の小森綾子さん(右)

日本酒「小さな森」完成を山口祥義・佐賀県知事に報告に訪れた「Team SAGASAKE」の(左から)金子明子さん、進智恵さん、「基山商店」の小森綾子さん(右)

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 佐賀の日本酒の応援を目的に活動する「Team SAGASAKE(チームサガサケ)」が4月11日、地元の酒米を使った日本酒「小さな森」の販売を始めた。

「Team SAGASAKE」が企画した日本酒「小さな森」

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 2019年6月から今年1月まで佐賀県がJR佐賀駅内に開設した佐賀の地酒立ち飲み店「SAGA BAR」で女将(おかみ)を経験した金子明子さん、進智恵さんらが「佐賀の日本酒を盛り上げたい」と2020年8月に一般社団法人を設立。今回、初めて日本酒を企画した。新型コロナウイルス感染症の影響で日本酒の出荷が厳しい状況を聞き、佐賀の酒を元気づけたいと、酒の開発を決め、佐賀大学に相談。酒米「山田錦」と「レイホウ」を交配し、同大学が開発した新品種「さがゆたか」を使い、酒造メーカー「基山商店」(基山町)が製造した酒で、最後に加熱処理を行った「火入れ」と、米や酵母などの固形物を残した「おりがらみ」の2種類、合計1025本が完成した。

 金子さんは「酒造りに関わることが初めてで、いろいろと教えてもらい、口当たり良い酒に仕上がった。佐賀大学オリジナルの『悠々知酔(ゆうゆうちすい)』の今年の酒と米違いで造られているので、飲み比べてみるのも。1000本のうち、既に900本ほど予約をもらったので、既に残りわずかだが、来年も仲間を募り酒造りに取り組みたい。今年のラベルにデザインしている1本の木が来年は2本になる予定なので楽しみにしてほしい」と話す。

 価格は720ミリリットル=1,650円。山田酒店(佐賀市赤松町)、天山商店(大財3)、旭屋(鍋島町蛎久)など県内酒販店6店で販売する。

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