「佐賀タクシー」(佐賀市本庄町袋、TEL 0952-22-4315)が4月1日、タクシーを利用し、手ぶらでキャンプに行けるサービス「タクシーdeキャンプ」を始めた。
新型コロナウイルス感染症の影響で、同社が手がけるタクシーやハイヤーの利用が厳しい状況が続く中、タクシーを活用した付加価値あるサービスを提供しようと、新たにキャンプ事業部を立ち上げた。観光庁の「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」の補助を受けた。キャンプ場に「どんぐり村」(三瀬村杠)と提携。アウトドア専門店「ベースキャンプ」(神園5)がテントや寝袋などキャンプ道具や調理道具の準備に協力し、「佐賀市観光協会」(白山2)がプラン作りに協力した。
プランは、佐賀市内から同社のタクシーで「どんぐり村」まで往復送迎。キャンプ場でのテント張りや火起こしなど講習を受けた同社スタッフがサポート。夕食はバーベキュー、翌日の朝食は「どんぐり村」のパンを用意する。料金はタクシー1台4人利用で1人当たり1万3,200円~。1台9人まで利用できるジャンボタクシーのプランも用意する。
常務の牛島尚子さんは「事業開始に向けてこれまで何回も講習を受け、私たちもキャンプの奥深さを感じることができた。『道具は持っていないけどキャンプに興味ある』という初心者にキャンプデビューの機会を提供したい。キャンプと合わせた体験など何か持って帰れるような企画も考えていきたい」と話す。