菓子店「村岡屋」（佐賀市鍋島町森田）が3月5日、佐賀県のイチゴの新品種「いちごさん」を使った「さが錦ロール いちご」の販売を始めた。

「さが錦ロール いちご」の断面

　「さが錦ロール」は、同社が1971（昭和46）年から販売する看板商品「さが錦」のバウムクーヘンを使い小豆と生クリームをスポンジ生地で包んだロールケーキ。2018（平成30）年11月に「プレーン」と「抹茶」の販売を始めた。発売当初は、毎日すぐに予定数が売り切れるなど予想以上の売れ行きだったという。現在は製造体制を整え改善している。

　新商品は「さが錦ロール」の新たなフレーバーで、佐賀県と「JAグループ佐賀」が2018（平成30）年から展開するイチゴの新品種「いちごさん」のピューレを生クリームとスポンジに使う。パッケージには「いちごさん」をイメージした装飾模様をデザインした。

　営業部の山口祐司さんは「今年1月から販売する『いちごさん』を使った『生クリーム大福』の開発の中で、『いちごさん』を使った商品開発への気運が高まり、急きょ商品化した。今年は販売期間が短くなったことから、反応を見て、来年はイチゴが出回る時期に合わせ長く販売できるようにしたい。『さが錦ロール』の新たなフレーバーにもチャレンジしていきたい」と話す。

　価格は810円でハーフサイズのみ。本店・水ヶ江店・高伝寺前店・卸本町店・イオン佐賀店・大和店などで3月末まで販売する。