鍋料理店「なべ家 きぶん」(佐賀市愛敬町、TEL 0952-26-3331)が1月14日、薬膳だし「薬膳楽膳」の販売を始めた。
昨年で創業40年を迎えた同店。新型コロナウイルス感染症の影響に対応できる店づくりをしようと2020年8月、同店初の外販商品として、薬膳鍋「ひとり鍋セット」、「濃縮しゃぶだし」と「薬膳鍋の素」の販売を始め、同年10月、日本料理店から鍋料理店にリニューアルした。
新たに売り出した薬膳だしは、17種類の生薬をブレンドして作ったエキスにクコの実、しょうが、ナツメ、ニンニクの4生薬を合わせた。同店とイオンモール佐賀大和近くで経営するしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「なべ家和元」が長らく提供してきた薬膳鍋を家庭でも気軽に楽しんでもらいたいという。
統括マネジャーの下村光一郎さんは「手軽に食べられるおいしくて体によい薬膳をと立ち上げたブランド。カツオや昆布など和風だしをベースに作ったので、鍋つゆや麺類のつけ汁や炒め物、スープなどさまざまな料理に使える。当店の薬膳料理への取り組みを生かして薬膳ラーメンなど新たな商品の開発も進め、全国展開を目指したい」と話す。
価格は300ミリリットル=1,400円。「きぶん」「和元」の両店と、サガテレビ1階「JONAI SQUARE」(城内1)、「道の駅大和・そよかぜ館」(大和町梅野)、「吉野麦米」(吉野ヶ里町大曲)で販売する。通販にも対応する。「JONAI SQUARE Cafe」では1月30日まで「薬膳楽膳ポトフ」を提供する。